【震災復興１０年の歩み紹介】ＮＨＫら、日本科学未来館で「震災と未来」展

地震発生から７２時間のニュース映像を、時間を追って紹介
（写真は取材用として特別に撮影）

 　東京・お台場の日本科学未来館で６日に特別企画「震災と未来」展が開幕した。東日本大震災から１０年。震災を忘れず教訓を未来へ伝えるためテーマ別に展示ゾーンを設け、ＮＨＫが災害と向き合い、記録してきた映像や資料を紹介している。２８日まで。

　発災後７２時間のニュース映像やプロジェクションによる災害の体感、原発事故の記録などから震災発生当時の状況を追体験できる。亡くなった人の思い出の写真と家族からのメッセージを集めた「こころフォト」では、命の尊さと残された人がどう生きようとしているかを伝える。

　フィギュアスケートの羽生結弦選手がＮＨＫ復興支援ソング「花は咲く」や「ＳＥＩＭＥＩ」の演技で着用した衣装など、ゆかりの品を展示。全国の建築学を学ぶ学生が協力し、被災前の街を５００分の１サイズで復元した模型もある。ＮＨＫと日本科学未来館の主催。開館は午前１０時～午後５時。無料・事前予約制。