西武ライオンズ(埼玉県所沢市、居郷肇社長)が埼玉県所沢市の「メットライフドーム」エリアで実施していた改修プロジェクトが完了した。総工事費約180億円を投じドーム球場や周辺施設をリニューアル。自然豊かな周辺環境を生かしたボールパークに生まれ変わった。8日に現地で竣工式を開き工事の完成を祝った。設計は鹿島。鹿島・西武建設JVが施工した。
竣工式で西武ライオンズの後藤高志取締役オーナーは「事故や遅延なく、予定通り完了を迎えることができたことをうれしく思う」と話した。26日に開催するプロ野球の開幕戦を視野に「日本を元気づける大きな力になっていきたい」と述べた。
鹿島の押味至一社長は「チーム誕生40周年に計画された一大プロジェクト。重要な事業に参画させていただいたことを光栄に思う」とあいさつした。式典後取材に応じた埼玉西武ライオンズの辻発彦監督は「選手たちと同じ目線で野球が楽しめる、近くで選手と触れ合える素晴らしい場所。ドームの大きな目玉の一つとして皆さんに楽しんでいただきたい」と話した。
西武ライオンズは「ボールパーク化」と「チームと育成の強化」を掲げ、2017年12月から工事に着手した。19年には新たな室内練習場や選手寮が竣工。来シーズンに向けては球場内の大型ビジョンを2倍の大きさに拡大。これまで芝生だった外野席の椅子席新設、ベンチの空調設備設置なども実施した。最大収容人数は3万1552人になる。
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