2021年3月9日火曜日

【復興のシンボル完成】阿蘇大橋(熊本県)と気仙沼湾横断橋(宮城県)が開通

  大規模な自然災害に見舞われ復興に取り組んできた熊本県南阿蘇村と宮城県気仙沼市で、地域の新たなランドマークになる長大橋が開通を迎えた。

 気仙沼市では湾をまたぐ全長1344mの斜張橋「気仙沼湾横断橋」(写真㊧)が6日午後に開通。同橋を含む三陸沿岸道路の宮城県内区間が完成した。南阿蘇村は2016年4月の熊本地震で崩落した国道325号阿蘇大橋ルートが7日に開通。元の場所から600mほど南に架け替えられた全長525mの「新阿蘇大橋」(写真㊨)には歩道も整備された。


 東日本大震災と熊本地震。二つの地震に見舞われた地域は、多くの困難と悲しみを乗り越え復興に向けた取り組みが進められてきた。橋梁工事には発注機関はもちろん、調査や設計、施工などに地元企業を含め建設コンサルタントやゼネコン、資機材メーカーなどが携わった。

 経済や観光を支えるインフラとして、新阿蘇大橋と気仙沼湾横断橋は地域と共に歴史を刻むことになる。

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