2021年3月9日火曜日

【回転窓】自動運転とごみ回収

  マンション住まいで便利さを感じるのは収集日に関係なくいつでもごみを出せること。もちろん分別はするのだが、ごみがたまったら置き場に運べば後は管理人さんが面倒を見てくれる▼以前住んでいた東京近郊では、市内に製鉄所があった関係で分別もそれほど細かくなかった。リサイクルの大切さは理解しているが「○○市は便利だな」と思うことが多かった▼集積所のごみを収集車に積み込み、運んでくれる作業員の方々。収集車を運転し目的地に着いたら積み込み作業。何度も繰り返すこの工程は負担が大きく、人手不足で困っている自治体や民間企業も多いという。財政難の自治体では運転と積み込みを一人でこなすケースもあるそうだ▼厳しい状況にあるごみ収集に自動運転技術を導入する動きがあると時事通信が6日に報じていた。作業員を自動追尾する車両を使い、集積所の間隔が短い住宅街などで何度も乗り降りする負担を軽減する狙いだ▼日進月歩で高度化する自動運転技術。まずはテストからで導入は数年先になる見通しとか。ルールを守って捨てればそれも負担軽減につながるとしっかり肝に銘じたい。

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