2022年12月20日火曜日

奈良県/平城宮跡歴史公園南側地区計画案(奈良市)、24年度から整備

奈良県は、平城宮跡歴史公園(奈良市)の南側地区(約5ヘクタール)に整備する公園の計画案をまとめた。有識者や地域住民などの意見を踏まえ、公園内に歴史を感じる空間のほか、憩いの場や快適に過ごせる施設を整備する。便益施設はPark-PFI(公募設置管理制度)を想定し、カフェなどの飲食店を誘致して公園の利便性を高める。2024年度から公園整備を進める予定。
同公園は国が整備を進める国営公園区域(約122ヘクタール)と県営公園区域(約15ヘクタール)で構成し、歴史や快適性、利便性を備えた施設を整備している。
南側地区の整備コンセプトは「歴史を感じながら、憩いくつろげる快適空間を整備」。平城宮のスケールを実感してもらい、家族連れや地域住民らが気軽に立ち寄れ、安心して過ごせる場にする。
広場の周りに管理事務所(約450平方メートル)や防災倉庫・トイレ(約150平方メートル)、屋根付き広場(約700平方メートル)、便益施設(約300平方メートル)を計画し、南側に自家用車や観光バスを収容する駐車場を配置する。駐車場地下に雨水貯留施設を設ける。一部施設は奈良時代の建物をほうふつするデザインを検討する。
県は23年3月に整備計画を策定し、23年度に実施設計を作成、24年度から公園の整備を始める。概算事業費は約25億円と試算している。

全体イメージ(整備計画案から)

source https://www.decn.co.jp/

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