2022年12月20日火曜日

竹中工務店ら/肌と心に作用する新感覚建築体験イベント、ポーラギンザで26日まで

竹中工務店と化粧品の製造販売を行うポーラ(東京都品川区、及川美紀社長)は、肌と心に作用する新感覚のアートと空間を体験できる建築「WI-COCOON」を開発した。繭の形をモチーフにデザインし、肌と心を潤す最適な温度と湿度を保った室内環境を創出。26日まで東京都中央区のポーラギンザで体験イベントを開催している。
体験建築はポーラが取り組む肌と環境の研究、竹中工務店が持つ健康で快適な空間づくりの知見を融合させた。繭を模した複雑な形状の建築物は八つの木製パネルを組み合わせて製作。5軸CNC加工機(自動工作機械)を使い高精度な部材切り出しによる分割製作とし、現地で簡単に組み立てることができる。外部は繭のようにフェイクファーをあしらっている。
内部は健やかな肌を保つ温湿度環境を創出。乾燥肌にとって理想とされる肌水分量と油分量に近づける温度26度、湿度75%の空気に包まれた室内で、映像や音、香り、感触を通して没入するアート体験を楽しめる。 設計に携わった竹中工務店大阪本店設計部設計第1部門の鈴木雅史設計2グループ長は「実験で肌に効果があることが確認できた。今後はホテルなどへの適用も検討していきたい」としている。

繭をイメージした外観(ポーラギンザで)
source https://www.decn.co.jp/

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