広島市は、Park-PFI(公募設置管理制度)を導入して整備する「広島城三の丸整備等事業」の公募型プロポーザルで、中国放送を代表企業とするグループ「広島城アソシエイツ」を設置等予定者(指定管理者候補)に選定した。同グループは、多目的広場やにぎわい施設、駐車場などを整備し、広島城区域内の用地、建物を一体的に管理運営する。広島の歴史や文化への関心を高める情報を発信し、広島城のポテンシャルを最大限引き出す。歴史・文化の発信拠点となることを目指す。
広島城アソシエイツは、中国放送を代表企業に、RCC文化センター、TBSホールディングス、フジタ、合人舎計画研究所、NTT都市開発、中国新聞、中国四国博報堂、山下設計、NTTアーバンバリューサポート、シーケイ・テックで構成する。
計画区域は中区基町21(中央公園の一部)。事業では、民間事業者が三の丸エリアに飲食・物販施設などの収益施設、多目的広場などの公園施設などを整備する。広島城区域の用地(本丸、二の丸、三の丸、旧中央バレーボール場など)と建物(天守閣、二の丸復元建物、広島城三の丸歴史館など)の指定管理業務を行う。
同グループの提案は、「温故知新」をコンセプトに▽歴史・文化の発信拠点▽滞在型の観光地▽回遊スタイルの定着-を図ることで、三の丸のさらなるにぎわいを創出するとしている。整備計画では、多目的広場、平面駐車場、観光バス乗降場を整備するほか、商業施設ゾーンに飲食店や土産店を誘致、歴史体験も提供する。歴史館(市が整備)から天守閣へと視線がつながる南北軸に、広島城の景観と融合した歴史テイストの空間を演出する。
整備スケジュールでは、第1期エリアとして広島の食や産品、歴史・文化を体験型アトラクションなどで楽しめる商業施設や平面駐車場などを2025年3月ごろに開業。常設のステージ(鯉城ステージ)やカフェなどゆっくりくつろげる空間を演出する多目的広場を第2期エリアとして26年9月ごろをめどに開業する。市が整備する大型バス駐車場は23年4月1日開業、広島城三の丸歴史館は26年度の完成が予定されている。
source https://www.decn.co.jp/?p=148470
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