2022年12月14日水曜日

大和エネルギー/愛媛県伊方町の風力発電所建替、27年着工・29年運転開始目指す

 大和ハウス工業100%出資子会社の大和エネルギー(大阪市阿倍野区、東武社長)が愛媛県伊方町の佐田岬風力発電所の建て替えを計画している。総出力は最大1万2800キロワットを想定。既設の風車よりも出力の高い3200~4200キロワット程度の風車を3~4基程度設置する。2027年4月の着工、29年4月の営業運転開始を目指す。
 事業名は「(仮称)DREAMWind佐田岬リプレース事業」。事業の実施区域は約102ヘクタールで、うち約20ヘクタールに風車を設置する。既設風車の撤去や既存道路の拡幅、アクセス道路の新設、ヤード造成、新設風車の据え付け、送電線など電気工事を行う。
 同町では16年11月時点で6万7700キロワットの風力発電が導入され、周辺では6件の風力発電事業が稼働している。うち1件が今回建て替えを計画している佐田岬風力発電所(事業者は大和ハウス工業)。同12月に出力1000キロワットの風車9基の運転を開始した。23年1月18日までリプレース事業の環境影響評価(環境アセス)方法書を縦覧している。
 三菱重工業と伊方町が出資する瀬戸ウィンドヒル(伊方町、松田裕士社長)は瀬戸ウィンドヒル発電所の建て替えを計画。環境アセスの手続きを進めている。同発電所は03年10月から1000キロワットの風車11基を運転している。



source https://www.decn.co.jp/?p=148665

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