大和ハウス工業とフジタが、商業施設やホテルなどをターゲットに花粉対策空間を創出する「リフレッシュエアルーム」を開発した。花粉などを除去するエアシャワーと、花粉のアレル物質の作用が最大99・4%低減できる光触媒コーティング材を組み合わせた。フジタグループの藤田商事が2023年1月1日に販売を開始する。
開発したエアシャワーはホテルなどのエントランスやエレベーターホールへの設置を想定。サイズは縦800ミリ、横1300ミリ、高さ210ミリ。花粉が衣服に付着する原因となる静電気を除去し、弱風でも花粉などが取り除ける。
静電気の除去はシャープの独自技術「プラズマクラスター」を採用。大和ハウス工業が行った試験では秒速約18メートルの風を5秒間当てるだけで付着した花粉を約80%除去できることを確認した。吸音材を採用するなど静音性も高めた。
吹き飛ばした花粉などは壁や床に施工した吸着性光触媒コーティング材で不活化し空気を清浄化する。大和ハウスグループのホテルで試験導入した結果、宿泊者から満足度88%の高評価を得た。エアシャワーの販売価格(税込み)は運搬や搬入設置工事などを除き198万円。
source https://www.decn.co.jp/?p=149086
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