秋田、能代両港でウインドファーム事業を展開する秋田洋上風力発電(秋田市、岡垣啓司社長)が、22日に能代港洋上風力発電所の商業運転を開始した。単機出力4200キロワットの風車20基を港内に据え付けた。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき東北電力ネットワークに売電する。秋田港洋上風力発電所も試運転と法定検査を進めており、能代港と同様に近く商業運転を開始する見込みだ。
プロジェクトの総事業費は約1000億円。丸紅をはじめ大林組、東北電力、コスモエコパワー、関西電力、中部電力、秋田銀行、大森建設、沢木組、協和石油、加藤建設、寒風、三共の13社が出資している。商業ベースで国内初の大型洋上風力発電事業として2016年4月に会社を設立した後、開発調査などを経て20年2月から発電所を建設していた。
洋上工事のうち風車の基礎と海底ケーブルはEPCI(設計・調達・建設・据え付け)方式で鹿島・住友電気工業JVが施工。送変電設備などの陸上工事はきんでんが担当した。風車のブレードは直径117メートル、ウィンドファームの総発電容量は計33基で約14万キロワットになる。
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