日本建設業経営協会(日建経)会長で中堅ゼネコンの発展に尽力してきた中村建設(浜松市中央区)代表取締役会長の中村信吾(なかむら・しんご)氏が1日、死去した。78歳だった。通夜は8日午後6時から浜松市中央区城北2の26の57のパルモ葬祭浜松貴賓館で。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男の誓志(せいじ)氏、施主は同社社長の仁志(ひとし)氏。
静岡県出身。1969年年高崎経済大学を卒業し、73年中村建設取締役、79年代表取締役副社長、85年社長。2015年から代表取締役会長を務めてきた。
業界活動では日建経副会長を経て、21年会長に就任。技術や経営の革新、カーボンニュートラル(CN)の実現などさまざまな課題に対し、中堅ゼネコンが機動力を発揮して取り組んでいくことの必要性を訴え、業界の持続可能な発展に力を注いだ。建設業労働災害防止協会(建災防)副会長なども務め、労働者の安全確保や労働災害防止に注力した。08年に黄綬褒章、18年に旭日双光章を受章した。
地元・浜松の地域振興にに向けても精力的に活動した。新たな魅力づくりに内陸舟運を生かそうと、08年に浜名湖地域舟運都市構想研究会を発足。代表として観光業、遊船業などの関係者や学識者、行政と連携しながら取り組みを展開してきた。
語り口は穏やかだが信念を曲げない芯の強さがある経営者で、俳句をこよなく愛する人でもあった。
from 人事・動静 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169469
via 日刊建設工業新聞
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