JR東日本は、東京都港区の浜松町駅で21~23日に実施した線路切り替え工事の現場を報道公開した。乗り入れる京浜東北線・大船方面のホームを拡充するため、駅の真横に位置する「浜松町架道橋」の橋桁を移設。並行して線路を横方向に切り替える工事が夜を通して行われた。山手線内を対象とした線路の切り替えは、2021年10月の渋谷駅以来という。
JR東日本は浜松町駅に入線する京浜東北線・大船方面の線路を切り替え、ホーム幅を最大3・6メートルに広げる工事を進めている。施工者は土木・建築が鉄建建設、軌道を東鉄工業、電気は日本リーテックが担当している。ホーム幅を拡幅した上で、北口に設ける東西自由通路や26年度末の完成を目指す橋上駅舎を整備。周辺で進行中の「浜松町二丁目4地区再開発」に伴う利用者の増加を見込み、駅の利便性を一層高める。
切り替え工事は26台の重機を使用し、全体で約1400人の作業員が携わっている。ホーム改良に当たり、まずは大門通りの頭上を通過する浜松町架道橋の橋桁を海岸方向へ最大5・6メートル移設。同時に延長約422メートルの線路を横方向へ1・8メートル~2・3メートル程度ずらす作業を行った。
切り替えを完了した後は、作業員総出で路線にバラストを敷き詰める作業を行った。作業中、京浜東北線の田端~田町駅間は山手線の線路を利用して運行。京浜東北線の大船方面、山手線の外回りも一部本数を減らすなどして対応した。21日午後10時頃から作業を開始し、23日の始発に無事工事を完了した。
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