2022年5月16日月曜日

名古屋市/名勝二之丸庭園整備計画、3万平米を6期で整備・1期は茶屋移築再建

 名古屋市観光文化交流局は、名勝名古屋城二之丸庭園(中区二の丸)の整備計画をまとめた。歴史的経緯を踏まえた修復や、文化を体験できる公開活用施設の整備を方針に示した。工事は名勝指定範囲3万0463平方メートルを対象に、6期に分けて行う。1期当たりの期間は3~5年で、2048年度までの全体整備完了を見込む。
 名古屋城東側にある同庭園は、1953年に愛知県内で初めて国の名勝指定を受け、2018年には追加範囲も指定された歴史的庭園。
 計画によると、本年度から25年度までの第1期では、主に庭園中心部を対象に、江戸期の御茶屋「余芳」の移築再建などを行う。余芳は現在、解体部材が名古屋城内で保管されている状態で、本年度に復元の基本設計を進める。
 26年度以降着手する第2期の対象は庭園北東部の東御庭や北御庭の一部。3期は南東部の南御庭と中御庭、4期は北部の北御庭と外縁西で整備を進める。5期の対象は南西部の近代前庭と外縁東。
 6期は庭園南部の二之丸御殿跡を整備する。二之丸庭園整備計画ではガイダンス施設などの整備を予定しているが、近接する愛知県体育館が名城公園北園へ移転する。このため、二之丸南部の整備計画を別途作成し、整備内容を検討することにしている。



source https://www.decn.co.jp/?p=142565

0 comments :

コメントを投稿