2022年5月27日金曜日

NTTアーバンソリューションズら/デジタル活用し快適なオフィス創出へ

 NTTアーバンソリューションズとNTT都市開発は、デジタル技術を導入したオフィスづくりに力を入れる。ワーカーの行動履歴やスケジュールなどのデータに応じて、それぞれに合った働き方を提案。快適で効率の高い作業を後押しする。両社が本社を置く「秋葉原UDX」(東京都千代田区)に実験的に技術を導入し、その効果を検証していく。
 秋葉原UDXの6階フロアに「未来のオフィス 4×SCENE(フォーシーン)」を開設した。NTTアーバンソリューションズの一部の社員らが実際に利用し、それぞれの趣向やスケジュール、行動履歴などを取得。複数のデータを基に働く場所や出社時間、休憩のタイミングなどを提案し、生産性を高めてもらう。各ブースの利用状況も収集し、今後のオフィス開発に役立てる。
 約1000平方メートルのオフィスには、各ワーカーのニーズに柔軟に対応できるよう四つの空間を整備した。ブースやソファなど豊富な席を用意し、個人で仕事に集中できるようにしたスペースや、リモート勤務の社員なども集まる共同執務スペースを設けた。
 カフェを配置し音楽や照明による演出も可能な交流スペースや、モニターによって来訪者へのプレゼンテーションに活用できるスペースなども整備した。オフィスには初めての採用になるという「瞑想(めいそう)室」も設け、ワーカーのウエルビーイング(幸福)を高める。
 NTTアーバンソリューションズの担当者は「一人一人が最適な体験をできるようにデジタルでサポートしていく。データを使用したレコメンドができる点は、NTTグループならではの強みになる」と話した。



source https://www.decn.co.jp/?p=142930

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