富山県建設業協会が2020~22年度の3カ年間にかけての週休制度の推移を会員に聞いたところ、「完全週休2日(土日に限らない4週8休含む)」は増加しており、22年度の予定では回答企業の159社、率にして40・7%に達することが分かった。20年度の「完全週休2日(同)」は26・9%だったので、2年間で13・8ポイント増えたことになる=グラフ参照。調査には390社が回答した。
3カ年で「4週4休」「4週5休」「4週6休」は徐々に減少し、「4週8休」「完全週休2日」は増加している。21年度には「4週7休」「4週8休」「完全週休2日」の合計が232社(59・5%)と半数を超え、22年度は237社(60・7%)になる見込みだ。
22年度を完成工事高別で比較すると、「完全週休2日」の割合は30億円以上が44・4%と最も多く、10億円以上30億円未満が31・4%、5億円以上10億円未満が24・5%と続く。完成工事高が小さくなるにつれて、休みが少なくなっている。
業種別では、「完全週休2日」と「4週8休」を合わせた割合では「建築」が50・0%で最も多く、「舗装」が47・0%、「その他」が46・7%、「土木」が39・2%、「とび土工」が29・4%となっている。
「完全週休2日」の割合は「その他」が20・0%で最も高く、「舗装」17・6%、「土木」16・0%、「とび土工」11・8%、「建築」8・3%と続く。
「建築」「とび土工」の割合が低い理由として富山建協は、建築は民間発注工事で休日対応を求められる場合が多いこと、とび土工は下請工事の割合が高く元請企業のスケジュールに合わせざるを得ないことに起因していると分析している。
調査は21年9月7~24日に全会員企業528社を対象に実施した。
source https://www.decn.co.jp/?p=142291
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