2022年5月17日火曜日

都市機構西日本支社/うめきた2期防災公園整備に本格着手、施工は大林組JV

 都市再生機構西日本支社は、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」(大阪市北区)で防災公園(約4・5ヘクタール)の整備に本格着手する。地区内では複数の超高層ビルを建設する民間開発が進んでおり、敷地全体を「みどり」の大地として捉え、自然豊かな都市空間を形成する。2024年夏ごろに先行開園し、27年春ごろの全体開園を目指す。施工は大林組・竹中工務店・竹中土木JVが担当する。
 防災公園「(仮称)うめきた公園」は超高層ビル群が立つ北街区と南街区の間に計画され、大阪府と大阪市、都市機構、三菱地所ら9社が連携し、大阪の新しい名所となる公園整備を進める。
 大阪市と都市機構が防災公園街区整備事業として公園の基盤を整備し、民間事業者がまちの魅力を高めるさまざまな施設を設置する計画だ。完成後、市に移管する。
 コンセプトは「未来へのひらめきと原動力となる『みどり』」。南側は都市的な空間、北側は自然豊かな空間とし、それぞれ象徴的な風景を作り出す。
 南公園には天然芝の広場や大屋根のイベントスペースを設け、1万人規模のイベントを開けるほか、段丘状の丘や水遊びができる場所も作る。北公園は池や滝がある憩いの空間「うめきたの森」を設ける。桜をはじめ、日本らしさや大阪らしさを感じられる植栽を施す。
 公園内には大規模災害時に避難者を受け入れる約3・4ヘクタールのスペースを確保し、照明やトイレ、備蓄倉庫も配置する。
 24年夏ごろの一部先行まち開きに合わせ、公園も部分開園する。基本設計は日建設計と三菱地所設計、実施設計は日建設計が担当した。



source https://www.decn.co.jp/?p=142616

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