2022年5月30日月曜日

三菱地所/トーチタワー新築工事/優先交渉権者に清水建設

 三菱地所は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる高さ約390メートルの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を清水建設に決めた。既存2棟のビルの解体工事も任せる。2023年度にも新築工事に着手し、27年度の竣工を目指す。工事費は明らかにしていない。
 トーチタワーは地下4階地上63階建て延べ約54万4000平方メートルの規模。完成すれば、大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」(約300メートル)や、森ビルが「虎ノ門・麻布台プロジェクト」(東京都港区)で建設中のメインタワー(約330メートル、23年竣工予定)を抜き、国内で最も高いビルになる。
 ビルは7~53階がオフィスフロアとなる。地下3階~地上6階は店舗、MICE(国際的なイベント)に対応可能なホールを3~6階に設ける。高層部には展望台やホテルに加え、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリア初の賃貸住宅となる計50戸のレジデンスを整備する。設計・監理は三菱地所設計が担当している。
 年内に閉館する「日本ビル」と「朝日生命大手町ビル」の2棟を解体し、跡地にビルを建設する。プロジェクト全体では総延べ約74万平方メートルの施設群を整備する計画。昨年6月に「常盤橋タワー」(延べ14・6万平方メートル)、今年3月には「銭瓶町ビルディング」(延べ3万平方メートル)が竣工した。トーチタワーの着工でプロジェクトは最終段階に入る。



source https://www.decn.co.jp/?p=143023

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