愛知県建設業協会は7日、愛知県立稲沢高校で土のうづくり授業を開催した。防災授業の一環で行ったもので、2、3年生の全生徒約220人が参加し、土のう製作を体験した。土のう作りに先立ち、愛知県建設局土木部の職員が防災に関する出前講座も行った。
当日は災害対策委員会の会員12社(名工建設、矢作建設工業、徳倉建設、小原建設、加藤建設、近藤組、鈴中工業、中部土木、日東建設、ヒメノ、藤城建設、山田組)と協力会社(山一建設)の担当者ら約30人が同校を訪れた。
土のう袋に入れる砂の量の目安、袋の結び方、パイプ2本とブルーシートを使った簡易担架の作り方などを説明。生徒たちは、アドバイスを受けながら2人1組で土のうを製作し、二輪車や簡易担架、リヤカーで校庭横に運搬した。製作した土のう約220袋は保管し、水害時に役立ててもらう。作業に使用したスコップや二輪車などの資機材は学校に寄贈された。
山本真由美校長は「災害が起きることは自分たちで防ぐことはできないが、対応はできる。防災意識が高まることを期待している」、宇佐見利毅災害対策委員長は「災害対応は経験や普段の用意が大切。いざという時は力を発揮してほしい」と講評。生徒を代表し生徒会長の小畠豪志さんが「自然災害の怖さを考えるきっかけになった。土のう作りもいい経験になりました」と感謝の言葉を述べた。
愛知建協は、「建設業だからできること」として2012年度から「あったらいいな! 土のうで浸水から守ろう」運動を展開。本年度は中川商業高校でも実施しており、今回の稲沢高校で24校目になる。
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