関東地方整備局が整備している「国道17号本庄道路」のうち、群馬・埼玉県境に架かる神流川橋が3日に開通した。同橋を含む約1・4キロの区間が、同道路で初の供用区間となる。埼玉県側の上里町で開かれた開通記念式典には地元代表者や国土交通省関係者ら約60人が出席。テープカットとくす玉開披で念願の開通を祝った。式典後には警察車両を先頭に関係者が渡り初めを行った。
式典で清水真人国交大臣政務官は「神流川橋の開通により群馬・埼玉両県を結ぶ災害に強い安全で安心な道路網の構築が期待される。本庄道路全線の開通は交通渋滞の緩和など効果は非常に大きい。残る区間の整備に全力を尽くしていく」とあいさつした。本庄道路建設期成同盟会の会長を務める吉田信解本庄市長が「開通は万感、胸に迫る思い。本庄道路の完成が広域的物流を活発化し沿線市町のさらなる発展につながるものと期待している」と述べた。
埼玉・群馬県境の神流川に架かる神流川橋は、橋長729メートルの鋼7+8径間連続非合成多主鈑桁橋。旧橋は1934年の完成で老朽化が著しかったため、本庄道路の中でも優先的に整備された。欄干や照明の色を白系に統一するなど周辺景観にも配慮した。
同日開通した約1・4キロの区間(神流川橋含む)は、埼玉県深谷市から群馬県高崎市までを結ぶ国道17号のバイパスである本庄道路(延長約13・1キロ)の北端部に位置する。本庄道路は南側で深谷バイパスと接続し、慢性的な渋滞区間となっている国道17号の現道の交通量を減らす効果を発揮。交通安全や防災減災にもつながると期待される。
警察車両を先頭に渡り初め
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