2023年1月11日水曜日

山口県/東部地域産業振興センター整備基本計画素案を策定、23年度に設計着手

 山口県は、「東部地域産業振興センター(仮称)整備基本計画」の素案をまとめた。事業者らへの支援をより効果的に行うため、岩国商工会館敷地内(岩国市今津町)で岩国商工会議所との合築により整備するとしている。規模はセンターのみで延べ約2000平方メートルを想定。事業費は約20億円と試算した。2023~24年度で基本・実施設計を行い、25年度に着工、27年度早期の供用開始を目指す。
 センターは、地域のビジネス利用や起業家・起業準備者などへの支援、企業間連携による新たな付加価値の創造支援を行う「インキュベーション・オープンイノベーション機能」、先端技術の活用での新たな事業・サービスの創出や、技術革新の進展に対応できる人材の確保・育成に向けた取り組みを支援する「DX支援機能」、経営・技術相談など多岐にわたる企業の課題を解決し、既存支援機関の利用利便性の向上にも貢献する「県産業支援機関のブランチ機能」の三つの中核機能の下、それらが連動することで相乗的な効果を発揮する支援拠点とする。
 三つの中核機能を実現するため、▽創業・スタートアップ支援機能▽知的交流支援機能▽先進技術導入支援機能▽人材育成機能▽山口県産業技術センター(技術向上・研究開発支援機能)▽やまぐち産業振興財団(業務改善・販路開拓・新分野進出等支援機能)-の六つの基本コンセプトを持たせる。
 整備場所は、岩国市役所等の近隣施設と連携、一体的な運用が可能となることから、岩国商工会館敷地内とする。事業者らへの支援をより効果的に行う観点から、岩国商工会議所との合築とする。規模は、企業入居スペース、人材育成・交流スペース、情報発信スペース、研究・開発スペース、相談スペース、ブランチスペースなどを配置する延べ約2000平方メートルを想定している。



source https://www.decn.co.jp/?p=149290

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