17日で開店からちょうど1カ月、茨城県常総市のイチゴのテーマパークが盛況と聞いた。広大な栽培ハウスに上下可動式の栽培棚を備え、複数品種約19万本のイチゴを立ったまま収穫できる▼触れ込みは「関東初、日本最大級の空中イチゴ園」。朝摘みのイチゴ1000パックが開店1時間でなくなる日もあり、時間制のイチゴ狩りやカフェも好評だ▼施設は農をコンセプトの一つとして、常総市が官民連携事業として整備を進めている「アグリサイエンスバレー」のエリア内にある。圏央道・常総ICに隣接するアクセスの良さも売りという▼農地エリアと都市エリアに分かれ、都市エリアは区画整理事業によって物流施設や道の駅などの整備が進行中。操業した企業施設も一部にある。都市計画手続きの開始からまだ6年。官民連携の効果を「何と言ってもスピードの早さ」と神達岳志市長は捉えている▼一帯の開発は、市域の3分の1が浸水した2015年9月の関東・東北豪雨の復興と産業振興を兼ねて計画された。市民も観光客も楽しめて、雇用とキャッシュフローを生む施設群。官民の創意工夫が大きな実になった。
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