2023年1月17日火曜日

中部整備局ら/紀宝熊野道路中心杭打ち式開く、全線開通へ一丸

中部地方整備局紀勢国道事務所と三重県熊野市、御浜町、紀宝町は14日、国道42号紀宝熊野道路の中心杭打ち式を御浜町中央公民館で開いた=写真。稲田雅裕局長や一見勝之三重県知事など関係者らが出席。ミッシングリンク解消と道路ネットワーク機能の強化、地域防災力向上に貢献する事業の節目を祝った。
式辞で大畑覚御浜町長は「今後起こり得る大規模災害に備え、インフラの機能確保は地域の喫緊の課題。早期全線開通へ協力・連携し全力で取り組む」と強調。稲田局長は「式典を迎えることができたのは関係者の理解と協力のおかげ。近畿自動車道紀勢線全線の一日も早い完成に向け全力で事業を推進する」とあいさつした。
来賓の一見知事は「近畿自動車道は県の背骨になる。御浜IC(仮称)に接続する御浜紀和線の整備もしっかり進めたい」と話し、南海トラフ巨大地震などによる津波浸水時にも機能し地域の孤立を防ぐ高速道路ネットワークの構築に大きな期待を寄せた。藤山一夫紀勢国道事務所長による事業説明の後、関係者による中心杭打ちが行われた。最後に西田健紀宝町長が「新たな一歩を踏み出すことができた」と謝辞を述べた。
国道42号紀宝熊野道路は、熊野市久生屋町~紀宝町神内の紀宝IC(仮称)を結ぶ。延長は15・6キロ。近畿自動車道紀勢線の一部を形成する。中部整備局が2019年度に事業着手し、現在は調査・設計を進めている。



source https://www.decn.co.jp/

0 コメント :

コメントを投稿