ファイターズスポーツ&エンターテイメント(北海道北広島市、川村浩二社長)は5日、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新本拠地球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」の竣工式を、北海道北広島市の現地で開いた。「最高のハード施設ができた。ここに魂を込めて新しいエンターテインメントを創造し、ファンサービスなどのソフトを加えて感動を届ける『世界がまだ見ぬボールパーク』をつくる」と力を込めた。
建設地は北広島市共栄266の旧きたひろしま総合運動公園。エスコンフィールドはS一部RC造地下2階地上6階建て延べ約12万平方メートルの規模で、最大収容人数は3万5000人。設計・監理は大林組と米大手設計事務所HKSのグループ、施工は大林組・岩田地崎建設JV、PM(プロジェクトマネジメント)・CM(コンストラクションマネジメント)業務は山下PMCが担当。日本初の開閉式屋根の天然芝球場で、外野に天然温泉の温浴施設やサウナを利用しながら観戦できるスペースを設けるとともに、球場周辺にはバーベキューやグランピングが楽しめる憩いの空間を整備している。
この日の式典には関係者約300人が出席。神事では川村社長や北広島市の上野正三市長、大林組の矢野基執行役員札幌支店長らが玉串をささげ、無事竣工を祝った。
神事後、川村社長は「この施設を使い、地域と連携して北海道の社会的課題解決も図り、道民に夢と誇りと愛着を感じてもらえるような北海道のシンボルを作り上げていく」とあいさつ。上野市長は「球場に訪れた人たちに魅力をふんだんに味わってもらえるように、日本ハムと連携して取り組んでいきたい」と述べた。矢野支店長は「日本のスポーツ観戦、スポーツビジネスを変えると確信している。5年後、10年後、20年後も語り継がれる圧倒的なベンチマークになると信じている」と胸を張った。
20年5月の本格着工からの32カ月間で延べ65万人以上が作業に当たった。工事を指揮した大林組の竹中秀文北海道BPJV工事事務所長は「正直ほっとしている。非常に難度の高い工事だったが、厳冬期のある環境の中で工程通り完成にこぎ着け、所員の自信にもつながったと思う」と胸をなで下ろした。
新球場は3月の開業を予定している。
川村社長
矢野支店長
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