2023年1月26日木曜日

石神井公園駅南口西再開発(東京都練馬区)/特定業務代行者は前田建設に

東京都練馬区で第1種市街地再開発事業を計画する「石神井公園駅南口西地区市街地再開発組合」は、再開発ビルの施工を任せる特定業務代行者を前田建設に決めた。プロジェクトでは総事業費約229億円を投じ、2棟総延べ約3・4万平方メートルの再開発ビルを整備する。権利変換計画の認可を経て、2024年4月の着工、27年3月の竣工を目指す。
計画区域は石神井町3(区域面積約0・6ヘクタール)。西武池袋線石神井公園駅の南側に隣接する。組合には参加組合員として野村不動産が参画。事業コンサルタントと基本・実施設計はアール・アイ・エーが手掛けている。特定業務代行者の業務には新築施工のほか、プロジェクトの推進支援や既存建物の解体も含む。前田建設は準備組合の段階で事業協力者としてプロジェクトに加わっていた。
区域北側の「北街区」(敷地面積3082平方メートル)には地下2階地上26階建て延べ3万1260平方メートルの施設を整備。低層階に商業、公益施設が入り、中高層階は住宅となる。南側の「南街区」(同525平方メートル)には9階建て延べ2800平方メートルのビル1棟を建て、商業施設とオフィス、住宅を設ける。最高高さは北街区が都市計画上限の約100メートル、南街区が約35メートルを想定している。
再開発と連動し、区域を東西に貫く都市計画道路「補助232号線」(未整備区間約220メートル)も整備。再開発区域内の区間(延長約90メートル)は再開発プロジェクトと一体で整備し、安全な歩行者空間や広場なども設ける。再開発区域を除く区間は区施行の予定で、既に都から事業認可を受けている。
区は23年度予算案で再開発事業の支援など、石神井公園駅周辺の街づくりに28億98百万円を計上した。

再開発ビルの完成イメージ(都の報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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