静岡県富士市は12日、「富士駅北口駅前公益施設基本設計及び駅まちデザイン提案業務」の公募型プロポーザル手続きを開始する。JR富士駅北口駅前で進む再開発事業と連動し、公益施設の設計やイベント広場、歩行者デッキなどのデザイン提案を行う。30日から2月10日まで参加表明書を受け付ける。企画提案書の提出期限は3月24日。5月12日にプレゼンテーションとヒアリングを実施し優先交渉権者を選定する。支払限度額は3700万円(税込み)。 参加資格は、▽1級建築士事務所の登録を行っている個人、法人、個人または法人で構成する団体▽過去10年以内に延べ1000平方メートル以上でコミュニティーセンターなど不特定多数が利用する施設の設計および工事監理の実績▽過去10年以内に環境に配慮した基本・実施設計および工事監理または認証取得実務の実績-など。 JR富士駅の北側約1ヘクタール(本町ほか)では、商業施設や住宅、立体駐車場などで構成する再開発施設の建設計画が進んでおり、これに合わせて公益施設を整備する。交通ターミナル機能のほか市民交流を創出するブック&カフェ、ものづくり人材やIT人材を育成するSTEAM教育施設を併設する複合施設で、規模は3階建て程度、公益施設部分の延べ床面積は約2000平方メートルを想定している。環境に配慮した施設とするためZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの実現を目指す。地元産の木材活用も検討する。 公益施設の基本設計のほか、周辺施設とのデザインの調和を図るため、再開発事業で整備するイベント広場や、市が整備する歩行者デッキ、駅前広場の交通施設等のデザインを提案する。履行期間は2024年3月25日まで。 実施要領などは市ホームページに掲載。資料の提出、問い合わせ先は都市整備部市街地整備課まちなか整備担当(電話0545・55・2797)。
駅周辺のイメージ(富士市提供)source https://www.decn.co.jp/
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