2023年1月13日金曜日

回転窓/防疫の守り手の一員として

鳥インフルエンザが猛威を振るっている。政府発表によると10日までに全国23道県で58例が発生。全国での殺処分数は過去最多を更新し、1000万羽を超えた▼今季は昨年10月下旬に岡山県と北海道で感染を確認して以降、かつてないペースで増加している。政府は消毒徹底や感染防止対策の再確認を要請しているものの、封じ込めが難しい状況だ▼「建設業関係団体からも、年末の多忙の中、職員を派遣していただいた。改めて心から感謝と御礼を申し上げる」。青森県の三村申吾知事は、県民向けの新年メッセージの冒頭で防疫への謝辞を述べた▼同県三沢市では国内最大規模の約139万羽の殺処分を余儀なくされ、関係者が昼夜を徹して埋却などに従事。当初見込みより早く作業が進展し、昨年内に措置を終えることができた。建設業関係団体が15日間に投入した人員は延べ1000人超に上り、防疫の守り手の一員として支えた▼作業内容は防疫だけにとどまらない。作業中に積もった雪の除雪も実施し、「地域の守り手」の使命も果たした。こうした事実は広く知られておらず、建設業の誇りと存在感を発信していきたい。


source https://www.decn.co.jp/

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