大林組、JFEエンジニアリングら4者JVは10日、インドネシアで大規模下水処理場を受注したと発表した。首都ジャカルタの北部に位置するプルイット地区で、処理水量が1日当たり24万立方メートルの施設を建設する。工期は1月から2027年6月まで。受注総額は約307億円。日本国内で実績のある、ケーソンを自重で沈下させて設置するニューマチック無人化ケーソン工法をインドネシアで初めて採用する。
JVは大林組、JFEエンジニアリングのほか、現地企業のウィジャヤ・カリヤ・ペルセロと、ジャヤ・コンストラクシ・マンガラ・プラタマで構成する。工事名称は「ジャカルタ下水整備計画(第1工区)下水処理場建設工事」。同国公共事業・国民住宅省居住総局が発注した。
設計は土木・建築を大林組、機電をJFEエンジニアリングが手掛けた。工事監理はオリエンタルコンサルタンツグローバル、建設技研インターナショナル、マルチ・カラディグナ・ジャサ、ヨディヤ・カリヤの4者JVが担当する。
プロジェクトは「ジャカルタ汚水管理マスタープラン」で分割した15の処理区のうち、人口密度が高くショッピングモールなど商業施設が多い第1工区を対象に下水処理場を建設する。排水のろ過(分離)に特殊な膜を使うことで、省スペースと高い処理性能を実現する膜分離活性汚泥法(MBR)を採用する。
source https://www.decn.co.jp/
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