回転窓／女性活躍の機運高まる年に

先週3日に東京ドームでスポーツ観戦を楽しんだ。アメリカンフットボールの日本選手権ではなく、その前に行われたもう一つの日本一決定戦である▼大会名は第28回女子タッチフットボール全日本王座決定戦さくらボウル。アメフトを基にした6人制の球技で、両手でのタッチをタックルと見なすので危険がなく、防具も付けずプレーできるのがタッチフットの特徴だ▼決定戦では学生と一般の代表チームが対決し、関東勢として初めて挑んだ成城大学が勝利。創部31年目の悲願達成となった▼戦術的でスピードのあるプレーが見ていて面白いタッチフットだが、日本での歴史はまだ浅いとされ、国内で広く知られているとはいえない。実際に見たり体験したりできるきっかけをどうつくり提供していくか。スポーツに限らず多くの人に関心を向けてもらうのに大切な視点と言えよう▼栃木県日光市で6月、先進7カ国首脳会議（G7サミット）に伴う男女共同参画・女性活躍担当相会合が開かれる。女性活躍などの機運が一層高まると期待される年の初めに、グラウンドを駆け巡る選手たちから大きなパワーを得られた気がする。


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