2023年4月21日金曜日

国交省/宇宙無人建設革新プロジェクト/技術研究開発12件決定

国土交通省は、文部科学省と連携し推進する「宇宙無人建設革新技術開発推進事業(宇宙建設革新プロジェクト)」で2023年度に技術研究開発に取り組む12件を決定した。すべて既存の選定プロジェクトの継続・移行分となる。25年度までに基盤技術の開発を終え、30年ごろまでの実用化を目指す。
12件すべてで複数年度の実施を視野にR&D(技術研究開発)を進める。うち3件はFS(実現可能性の検証)の段階から移行した。技術の特性ごとに分類すると、無人建設(自動化・遠隔化)技術が8件、建材製造技術が1件、簡易施設建設技術が3件。
内閣府が主導する「宇宙開発利用加速化戦略プログラム(スターダストプログラム)」の一環。世界に先駆けて月面拠点を建設するため、無人化施工などで優先的に開発すべき技術・水準を明確化し集中投資する。地上で行われる通常の建設工事にも知見を生かす。
12件は次の通り。▽テーマ概要=実施代表者。
▽自律遠隔施工技術の宇宙適用=鹿島▽自律施工のための環境認識基盤システム=清水建設▽月面適応のためのSLAM自動運転技術=大成建設▽トータル月面建設システムのモデル構築=有人宇宙システム▽デジタルツイン技術を活用した月面建設機械=コマツ▽月面の3D地質地盤図作成に向けた測量・地盤調査法=立命館大学
▽索道技術を利用した災害対応運搬技術=熊谷組▽回転切削圧入の施工データを活用した設計施工の合理化=技研製作所▽月資源を用いた拠点基地建設材料の製造・施工方法=大林組▽月面インフレータブル居住モジュールの地上実証モデル構築=清水建設▽月面での展開構造物の要件定義・無人設営=大林組▽月の縦孔での滞在開始用ベースキャンプの最小形態と展開着床機構=東京大学。

source https://www.decn.co.jp/

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