大阪広域生コンクリート協同組合(木村貴洋理事長)が大阪市住之江区で計画している「(仮称)大阪広域協組先端技術研究開発プロジェクト」が12日、起工した。同協組の役員・組合員や工事関係者らによる起工式と着工記念祝賀会が現地で開かれ、工事の無事竣工を祈願した。設計・監理は梓設計、施工はフジタが担当。2025年3月31日の竣工を目指す。
午前10時30分から行われた起工式には関係者約70人が出席。地鎮行事として梓設計の有吉匡社長が苅初の儀、大阪兵庫生コンクリート工業組合の木村理事長が穿初の儀、フジタの浅川正幸代表取締役専務執行役員が鍬入れの儀を行った後、玉串をささげて工事の安全を祈願した。
着工記念祝賀会には来賓を含め約180人が出席。冒頭、木村理事長は「当協組は今年30年目に入る。このプロジェクトで今後の近畿の発展のために吉となる建物を建てたい。次世代のコンクリート業界に向けて今後の発展を目指していく」とあいさつした。
有吉社長は「この建物が大阪広域協組の発展やイノベーションにつながれば」と語った。浅川代表取締役専務執行役員は「大変重要な施設の施工を担当させていただき光栄だ。工期内に満足してもらえる建物をお引き渡しすることを誓う」と決意を述べた。
プロジェクトの建設地は同市住之江区南港北1の6の2の敷地約1万3580平方メートルで、規模はRC造地下1階地上4階建て延べ1万2945平方メートル。新施設は事務所棟と研究棟(プラント含む)の構成で、生コンクリート業界の未来を見据えた最先端の技術研究・開発拠点としての役割を担う。
高岡伸彰所長(フジタ)の話
「コンクリートの打設・管理を重点に置き高品質の建物を造りたい。万博関連の工事と時期が重なり大変だが、工期内に納めるよう精いっぱい頑張っていく。大規模プロジェクトで注目されている現場だけに無事故無災害で進めたい」。
source https://www.decn.co.jp/
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