2023年4月18日火曜日

日建設計/大阪オフィスを5月に移転、オーナーと連携してCN対策実証

日建設計は大阪オフィスを銀泉備後町ビル(大阪市中央区)に移転し、5月8日に業務を開始する。部門別だった執務空間をアクティビティごとに再編成し、部門を超えた偶発的な出会いを生み出す。ビルオーナーである銀泉(大阪市中央区、成田学社長)と連携してカーボンニュートラル(CN)対策の実証実験を行う。窓改修による環境性能向上や滞在状況に応じた照明制御などに取り組む。オーナーとテナントが連携して既存ビルのCNを進める事例として広く発信する。
移転後のオフィスのコンセプトは「PLAYs」。人とのコミュニケーションを前提にABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を再構築し、「さまざまな“PLAY”が働くにつながる場所」を目指すとした。人と人がコミュニケーションするサロンや、デジタルツールを介してコミュニケーションするラボなど交流の切り口によってフロアを編成した。一部に外部開放エリアも設ける。さまざまな出会いから熱気のあふれるオフィスを実現していく。
CNの実証実験では、開かない仕様になっている窓を開くように改修し自然換気を増強して、エネルギー効率化や感染症対策の性能を高める。室内の二酸化炭素(CO2)濃度に応じた外気量制御や、季節・時間帯に応じた廊下空調の可変化も行う。滞在人員に応じて照明を自動停止して勤務者の移動を促し、快適性と環境共生の両立も図る。
移転後の新住所は、〒541-8528 大阪市中央区瓦町3の6の5 銀泉備後町ビル5~8階。電話番号は従来通り。

移転先の銀泉備後町ビル(報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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