2023年4月27日木曜日

垂水中央東地区再開発10月に本体着工、神戸市に景観デザイン協議申出書提出/組合

 垂水中央東地区市街地再開発組合(神戸市垂水区、井澤順三理事長)は、JR・山陽電鉄垂水駅北側に計画している第1種市街地再開発事業について、市に景観デザイン協議の申出書を提出した。5月1日まで都市局景観政策課で計画概要を縦覧する。特定業務代行者は竹中工務店が担当。現在、既存建物の解体を進めており、10月にも本体建築工事に着手する予定だ。2026年度の完成を目指す。  事業区域は市施行の再開発ビル「レバンテ垂水」(垂水東地区)と、「ウエステ垂水」(垂水西地区)に挟まれた垂水中央地区の東側一帯(神田町137の2ほか、約0・7ヘクタール)。建ぺい率は80%で、容積率が450%。密集した老朽家屋を解体し、商業機能と共同住宅で成るRC一部S造32階建て延べ3万8652平方メートル(建築面積3412平方メートル)の新たな再開発ビルを建設する。建物の最高高さは115メートルに及ぶ。  計画によると、建物の2~31階に住戸(315戸)、32階にスカイラウンジ、屋上にヘリコプターの緊急離着場を設ける。1階は駐輪場などを置き、住宅棟を囲む形で商業店舗を配置。建物の周辺には木目調をあしらった軒下空間を形成し、歩行者動線に配慮した沿道を整備する。建物の北西角と北東角に滞留空間となる広場を設ける。  総事業費は173億9200万円。再開発コンサルタントを都市設計連合が担当し、準備組合段階で事業協力者を務めた野村不動産が参加組合員として参画している。  工期は26年5月15日まで。

再開発ビルのイメージ(公表資料から)
source https://www.decn.co.jp/

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