NTT都市開発が神戸市中央区のウオーターフロント地区に計画する「(仮称)神戸アリーナプロジェクト」が18日に起工し、地鎮祭が開かれた。規模はS・SRC造7階建て延べ約3万2000平方メートル。設計・監理と施工を大林組が担当、CM(コンストラクションマネジメント)を山下PMCが担当する。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催に合わせ、同2月の竣工と同4月の開業を目指す。
建設地は新港町130の2ほか(敷地約2万3700平方メートル)。神戸市が進める再開発の一環として、20年度にNTT都市開発ら3者グループが「新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業」の優先交渉権者に選定されていた。
施設の収容人数は関西圏最大級の約1万人で、メインアリーナとスタンド観覧席、飲食・物販店舗などを備える。プロバスケットボールチーム「西宮ストークス」の本拠地をはじめ、スポーツ興行や音楽興行などに対応可能な最先端施設となる。運営はOne Bright KOBE(ワン・ブライト・コウベ、神戸市中央区、渋谷順社長)が手掛ける。
神事には辻上広志NTT都市開発社長や長谷川憲孝神戸市港湾局長、大林組の村田俊彦取締役兼副社長執行役員大阪本店長ら多数が出席。辻上社長が鋤、村田本店長が鍬を入れ、工事の安全を祈願した。
辻上社長は「当施設はスポーツとエンターテインメント、デジタル技術を融合し、新たな価値を創出する拠点になる。この絶好のロケーションから、神戸に新たな交流とにぎわいを生み出したい」と述べた。村田本店長は「当社の技術力を結集し、全力でプロジェクトに取り組んでいく。スタートダッシュを切って、工期内の無事完成に努める」と決意を語った。
松田浩一所長(大林組)の話
「神戸市が別途発注する周辺整備工事と連携し、関係者一体となって高品質な建物を完成させる」。
source https://www.decn.co.jp/
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