2023年4月11日火曜日

都市再生機構東日本賃貸住宅本部/北青山三丁目地区再開発工事入札公告

都市再生機構東日本賃貸住宅本部は北青山地区(東京都港区)の都有地で進める市街地再開発事業でインフラとビルの建設工事に着手する。約2万1300平方メートルの敷地に2棟総延べ約18万1500平方メートルのビルを建設。オフィスのほか、商業施設や宿泊施設などが入る。併せて道路の新設・改良など基盤整備も行い、都有地と青山通り沿道の一体的なまちづくりを推進する。
都市機構東日本賃貸住宅本部は10日、「北青山三丁目地区再開発工事」の施工者を決める一般競争入札(WTO対象)を公告した。参加申請書を11日~7月3日に電子入札システムで受け付ける。技術審査などを経て12月1日に入札し、同4日に開札する。
入札には単体か3者以内のJVが参加できる。単体とJV代表者は、高さ125メートル、延べ10万平方メートル以上の規模で建物内に事務所や商業施設を含んだ建築物の工事実績を求める。
単体とJV構成員には市街地で高さ25メートル以上の建物解体のほか、道路の新設・改良の施工実績などが必要。高さ100メートル以上、延べ5万平方メートル以上で、建物内に事務所や商業施設を含んだ建築物の実施設計実績があることも参加条件となる。
入札前に2回審査する。1次審査は技術審査と、工事費に関するヒアリングを実施。上位3社程度の通過を見込んでいる。2次審査はVE提案や価格提案の適正性を確認するため聞き取りを行う。
工事場所は港区北青山3ほか。青山通り(国道246号)沿いで東京メトロ表参道駅に近い。道路などの基盤整備とビルの建設工事を一括で任せる。
基盤整備工事は開発予定地に立つ都営住宅の解体のほか、区道の新設、国・都道の改良を任せる。建設工事(実施設計を含む)は、S一部SRC・RC造地下2階地上38階建て塔屋2階延べ約17万9500平方メートル(高さ180メートル)と、S・RC造地下2階地上3階建て延べ約2000平方メートルのビル(高さ20メートル)などを建てる。
工期は基盤整備工事が12月~29年5月。建設工事が25年10月~29年5月。ビルの基本設計は日本設計ら、基盤施設検討などはURリンケージが担当した。
都市機構東日本都市再生本部も10日、港区北青山3ほかで推進している「北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業」での事業パートナーの募集を発表した。東日本賃貸住宅本部が発注したビルの竣工後、管理運営を行うとともに保留床の処理手続きなどを担当する。
募集要領は10~28日に東日本都市再生本部(東京都中央区八重洲1の3の7)で配布する。申込期間は20~28日で、申請書などの提出は前日に電話の上、同本部に持参する。開札は7月18日を予定している。

再開発ビルの完成イメージ。左側の一番高い建物が建設予定のビル(報道発表資料から)
source https://www.decn.co.jp/

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