東北地方整備局は11日、道路インフラの老朽化対策を効率的に推進する「東北道路メンテナンスセンター」の開所式を宮城県多賀城市の東北技術事務所で開いた。直轄国道の橋梁診断や高度な技術を要する修繕工事などを担当。蓄積されたメンテナンスデータの管理・分析で劣化予測や修繕計画の最適化を図る。自治体支援として本年度は2022年3月の福島県沖地震で被害を受けた福島県管理の伊達崎橋(福島県桑折町)の修繕代行で調査設計を担う。
開所式では山本巧局長と石津健二センター長が看板掛けを行った。山本局長は「整備局の現場力と技術力を発揮し、メンテナンスの司令塔としての機能を果たしてほしい」と期待を寄せた。石津センター長は「専門性の高い組織としてワンチームで取り組む」と決意を語った。
同センターは、同局の新たな事務所として位置付け、8人体制(技術職5人、事務職3人)で業務に当たる。直轄橋梁の診断や高度な技術を要する橋梁の修繕計画の策定・設計・工事、メンテナンスデータの管理・分析などを行う。自治体に対しては技術的に困難な構造物の直轄診断や修繕代行を担うほか、道路構造物保全に関する相談、研修・講習会を行う。
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