2023年4月25日火曜日

回転窓/春先から熱中症予防を

先週は各地で最高気温25度以上の夏日が相次いだ。気象庁によると、18日に今年全国で初めて30度以上の真夏日を熊本県水俣市(30・2度)で観測した▼季節外れの暑さに体調を崩された方も多かろう。天候不順で寒暖差が大きく、体が暑さに慣れていないこの時期は、真夏以上に熱中症への注意が必要となる。体温調節をうまく機能させるため、日頃から運動や入浴などで汗をかき、意識的に暑熱順化を進めることも熱中症予防につながる▼環境省と気象庁は、あすから「熱中症警戒アラート」を運用する。気温や湿度などを基に示す「暑さ指数」が33以上と予測された場合にアラートを発表。専用サイトなどと合わせて報道機関や民間事業者にも配信し、広く周知する▼今国会に提出された気候変動適応法などの改正案では、熱中症対策を強化するため、現行のアラートより一段上の「熱中症特別警戒情報」の創設を盛り込んだ。法的に位置付けることで国民への注意喚起を強化し、自治体と連携して効果的な対策を講じる▼気候変動による環境変化への適応は待ったなし。自助・共助・公助によって暑さ対策に万全を期したい。

source https://www.decn.co.jp/

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