2023年4月27日木曜日

大阪府豊中市/23年度下水道新免幹線、第3四半期に一般競争入札公告

 大阪府豊中市は本年度、阪急電鉄豊中駅(本町1)から北側一帯の浸水を軽減する下水道幹線の第2期工事に着手する。「令和5年度下水道築造工事(新免幹線)」の一般競争入札を第3四半期に公告する予定。φ3000ミリの管渠を泥土圧式シールド工法で延長933メートル構築する。特殊マンホール工1カ所と取り込み工3カ所も施工。新免幹線第1期工事の発進立坑を本町7の稲荷山公園に設けており、ここから北東方向へ上野西2まで掘り進む計画だ。工期は37カ月を予定。2027年3月の完成を目指す。
 新免幹線の第1期工事と第2期工事で、府立豊中高校がある上野西2から本町7や阪急豊中駅前を経て、国道176号地下を進み、阪急宝塚線をくぐり玉井町4までを結ぶ。総延長は約1・9キロ。最下流部の玉井4では既設下水道管渠と放流管につなぎ、豪雨時には新免幹線の流下量が増えると、規定値を超えた雨水を放流管を経て千里川に流し込み幹線周辺の治水安全性を確保する計画だ。
 21年に工事に先行着手した新免幹線の第1期工事は、本町7から玉井町4までの区間にφ2000ミリの管渠をシールド工法で延長1017メートル整備している。24年1月の完成を見込む。
 市は1999年度から10年に一度発生する可能性がある大雨の雨水を市街地から排除する浸水対策を進めてきた。新免幹線の整備事業も浸水対策の一つ。第2期工事は第1期工事よりも仕上がり内径が大きく、雨水貯留機能を強化し、幹線一帯の浸水被害軽減に役立てる。



source https://www.decn.co.jp/?p=152347

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