千葉県横芝光町は、銚子連絡道路横芝光IC周辺に広がる37・14ヘクタールの土地を複合施設用地や産業用地として整備する。土地は銚子連絡道路を境界として南側(18・8ヘクタール)と北側(18・34ヘクタール)の区域に分ける。企業進出ニーズの高い南側を第1期事業区域、北側を第2期とした。土地区画整理事業を想定した場合の第1、2期合わせた全体事業費は約68億円規模となる見込みだ。
17日に事業展開の計画やスケジュール案などをまとめた「横芝光IC周辺産業用地整備基本計画」を公表した。対象は同IC周辺のA~F地区計41・88ヘクタールの土地。A・E地区を第1期事業区域、C・D・F地区を第2期事業区域に設定した。B地区(4・74ヘクタール)は高速道路用地で土地利用計画は定めないとしている。
第1期事業の概算事業費は約39億円と試算した。同期事業スケジュール案によると、2023年度は上期に関係権利者の合意を形成する「(仮称)まちづくり協議会」を組織する。24年度末に土地区画整理事業組合の設立か開発同意を目指す。
開発事業者は事業化検討パートナーとして9月ごろに公募し、23年度内に選定する見通し。選定後は町と協働で法手続きや関係権利者の同意、事業構造などを検討する。最終的な開発事業者は24年度に公募するという。産業団地としての供用開始(建築工事着手)は29年度を目標にした。
第1期事業区域の調査設計は25~27年度、公共工事や造成工事は27年度~30年度前半を予定している。第2期事業区域は第1期の進捗(しんちょく)と空港直結道路の整備時期などを踏まえて事業化時期を検討する。
同IC周辺は国道126号などが交差する広域交通の結節点となる。同町は利便性を生かした複合拠点整備や事業化に向けた具体的な土地利用の検討を進めていた。
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