2023年4月10日月曜日

大阪市/長居障がい者スポーツセンター建替基本計画(東住吉区)プロポ公告

大阪市は、老朽化が進んでいる「長居障がい者スポーツセンター」(東住吉区長居公園)の建て替えに向け、新施設のゾーニングや整備計画、建設スケジュールなどを示した基本計画を策定する。6日に「新たな長居障がい者スポーツセンター(仮称)整備基本計画調査・検討業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。5月16日まで参加申請書と企画提案書を受け付ける。プレゼンテーション審査を踏まえ、同下旬に選定結果を通知する。市は有識者による検討会議を開催し、2024年春に基本計画をまとめる。
基本構想によると、建て替え場所は現在地の南側敷地。近くにある早川福祉会館(東住吉区南田辺)と複合化し、全体の規模は3階建て延べ1万0500~1万2000平方メートル程度を想定する。
建物内には既存施設にあるアリーナやプール、トレーニング室、卓球室、ボウリング室のほか、新たに室内ランニングコースや浅いプール、多目的室、交流スペース、図書室を設置。会議室や更衣室、トイレなど共用部を充実させる。アリーナはバスケットコート2面分を確保し、プールは8コースに増やす。アーチェリー場や屋上広場も設置する。
整備時期は従来型と設計・施工一括(DB)方式が31年度、PFI方式は32年度の開館を見込んでいる。
プロポーザルには税の完納や指名停止措置を受けていないなど条件を満たせば参加可能で、JVを結成できる。5月24日に学識者らによる選定会議を開き、提案者からプレゼンテーションを受けて、受注予定者を決める。業務の理解度や実施手法、実効性などを評価する。
業務内容は移転予定地(約1万6600平方メートル)の測量、立木調査、地盤調査、土壌汚染調査、全体ゾーニング計画の検討、各階の平面イメージ図や立面イメージ図などの作成、外装・内装計画、構造、設備計画の検討、概算事業費とライフサイクルコストの試算。運営事業者を先に選定し、意見を反映しながら設計する手法や基本設計先行型など事業手法に関する調査を行う。検討会議の運営も支援する。
契約期間は24年3月29日まで。契約上限額は1650万円(税込み)。

整備予定地(大阪市の資料を基に作成)
source https://www.decn.co.jp/

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