大阪府池田市は阪急電鉄池田駅(栄町1)周辺で地権者や関係機関が持続可能な官民連携の街づくりを実現するための基本計画づくりに着手する。「阪急池田駅周辺の基本計画策定及びせせらぎモールの詳細設計」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。同業務で駅北広場(約9300平方メートル)と駅南広場(約4600平方メートル)の再整備案デザインを検討し、駅南広場に設けている水が流れるエリア「せせらぎモール」再整備実施設計を行う。参加表明は26日、提案書は5月12日まで受け付け、6月上旬に結果を通知する。
参加できるのは建設コンサルタント登録規程(旧建設省告示)に基づく「都市計画及び地方計画部門」の登録企業。
同業務のうち、広場2カ所で▽駅周辺の交通計画検討▽バリアフリー動線検討▽必要な機能整理と導入施設仕様検討▽整備コンセプトと重要業績指標(KPI)検討▽各施設のレイアウトとデザイン検討、与条件の確認調査▽イメージパース作成(3枚程度)-は共通して実施。
駅南広場については、将来的なモビリティの導入を含む広場の交通施設レイアウトの検討と、せせらぎモール(約1500平方メートル)の基本設計を行う。
せせらぎモールの実施設計では、実施設計図と数量計算書を作成し、概算工事費を算出。水景施設の下水処理水活用方針や水景施設のデザインを検討し、実施設計を取りまとめる。
委託期間は2024年3月31日まで。委託上限額は5100万円(税込み)。
阪急池田駅は1910年に阪急電鉄の前身「箕面有馬電気軌道」開通時に開業した。86年に高架化が完了。駅西側にある室町は、同社が郊外住宅地開発を行った場所で、私鉄初の郊外住宅地開発事業だった。
市は同駅を多様な人材の集積や投資を引きつける街づくりの核に位置付けている。駅周辺の安全性や交通結節機能のほか、市民サービス機能と滞在時の快適性の向上を進める方針だ。
source https://www.decn.co.jp/?p=152204
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