静岡県は11日、「遠州灘海浜公園(篠原地区)官民連携導入可能性調査業務委託」の公募型プロポーザル手続きを開始した。未整備地区約24ヘクタールの整備・運営・管理等に官民連携手法を導入するため、核となる野球場の規模検討も含め公園全体の事業スキームを検討する。21日まで参加表明書を受け付ける。技術提案書と見積書の提出期間は28日から5月15日まで。同18日にウェブ方式でヒアリングを実施し、同24日までに委託先を選定、通知する。契約限度額は2227万5000円(税込み)。
浜松市西区篠原町にある遠州灘海浜公園(新原地区)の全体面積は約36ヘクタールで、このうち約24ヘクタールが未整備。県は公園整備プランとして、野球場を核としつつ、多目的広場を広く確保しあらゆる年代の人が健康づくりに取り組める健康・スポーツ公園とする方針を決定。野球場は、野外タイプ(外野スタンドはコンクリート構造か盛り土構造)、ドーム型の3種類、収容規模は6000~2万2000人、概算事業費は30億~370億円と幅を持たせている。
調査では、民間事業者や関係団体などへのヒアリング、需要予測を行い野球場の最適な規模や構造を3案に絞り込み、VFM(バリュー・フォー・マネー)を算定。県財政の負担を最大限に軽減するスキームを検討する。履行期間は2024年3月15日まで。県は調査結果を踏まえ同6月に基本計画を公表する予定。
技術提案の特定テーマは、▽野球場を核とした公園の需要予測の実施方法。幅広く需要を掘り起こすとともに、需要予測の妥当性を客観的に評価する手法▽野球場を核とした公園の整備等(建設、維持管理、運営)に民間活力を導入する場合の課題や留意事項の整理と民間事業者の事業参加を促す手法-の2点。
業務説明書などは県ホームページに掲載。資料の提出、問い合わせ先は交通基盤部公園緑地課公園緑地班(電話054・221・3626)。
source https://www.decn.co.jp/?p=151954
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