文章を書く仕事柄、どう使うのかと戸惑う用語によく出会う。最近は「リスキリング」と「リカレント」の使い分け。本紙ではどちらも「学び直し」と訳を付け表記している▼資料に記された方を当たり前のように使ってしまうが、意味や文脈を踏まえると、もう一方が適していることも。言葉の意味と用法を理解し、きちんと使い分けて適切に用いるよう心掛けたい▼職種を問わず学び続けるには学び方を身に付けておく必要があるが、東京大学らの研究グループが気になる調査結果を公表した。小学4年~高校3年を対象にした調査で「上手な勉強の仕方が分からない」と答えた割合が2019年以降増加し、22年は7割近くに上ることが分かった▼研究グループはコロナ禍で体験から学ぶ機会が減り、試行錯誤や挑戦も少なくなったため、学習方法が身に付きにくくなったと分析。こうした変化が小学生に顕著に表れているそうだ▼コロナ禍は生活や仕事、学習といったさまざまなものに影響を与え、ソーシャルディスタンスなど新しい言葉を生んだ。それも時代とともに変化するだろう。日々学び直しだと肝に銘じたい。
source https://www.decn.co.jp/
0 comments :
コメントを投稿