2023年5月31日水曜日
東京都/斜面構造物の経年劣化対策強化、のり枠や擁壁などに対象拡大
政府/半導体・デジタル産業戦略改定案、北海道と九州でデータセンター整備補助
西松建設/創立150周年PRにビーバーくん積極活用/公式LINEスタンプ発売など
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/メロディー道路と国際会議
日建設計/東京ビルで6月19日から「イラスト名建築ぶらり旅」原画展開催
JR東海/リニア中央新幹線高架橋(山梨県富士川町)を初公開、施工は名工建設JV
JR東海/リニア中央新幹線高架橋(山梨県富士川町)を初公開、施工は名工建設JV
JR東海はリニア中央新幹線の建設事業に関連して30日、高架橋の建設現場を報道陣に初公開した。公開したのは山梨県富士川町で建設している高架橋。名工建設・早野組JVが施工しており、現在はコンクリート打設が完了した段階にある。JR東海山梨東工事事務所の中川隆広所長は取材に対し「地域や自治体にご理解いただき、工事を着実に進めてこられた。まだまだ工事は続くが改めて気を引き締め、早期開業に向けて全力で取り組む」と話した。
「山梨県内高架橋ほか新設工事(利根川公園交差部)」の現場を公開した。施工ヤードの所在地は小林1778(敷地面積約1万2600平方メートル)。甲府市内に建設予定の山梨県駅から西に約10キロの位置にある。元々は町立体育館など町有施設があった土地で、ヤードの周辺には住宅が立ち並ぶ。
ヤード内では高架橋(延長約76メートル、幅約16メートル)の建設が進展している。工事は2020年7月に着工し、同9月に下部工、22年4月に上部工に着手。今年1月までにコンクリート打設を終えた。現在は住宅地の中に、高さ約21メートルの巨大なコンクリート構造物が出現している状況だ。今後は9月28日の工期末までにヤード内を片付ける。
橋桁の上にはリニア車両の走行空間「ガイドウェイ」や、周辺への騒音を低減する「防音防災フード」などを設置するための鉄筋が突き出ている。電線類を通すための配管も備わり、設備工事を見据えた準備が着実に進んでいる。
施工地を管理していた町がいち早く施設の移転に同意したため、山梨県内区間の中で同工事が先行する結果となった。周辺住民にも工事の進展状況や今後の予定などを定期的に回覧し、理解の醸成に努めた。
同社によると同工事は高架橋工事の中でも一般的な部類で、先行着手したのは施工方法や品質管理の面でノウハウを蓄積する目的もあったという。中川所長は「若手社員が実際に携わり、いい経験になった。今後他の高架橋工事で活躍できるだろう」と期待を込めた。
source https://www.decn.co.jp/?p=153375
2023年5月30日火曜日
デジタルで建設をDXする・97/樋口一希/デジタル化を先導した2氏の新たな挑戦
BIMに象徴される建設業のデジタル化を先導してきた人材が代替わりの時期を迎えている。デジタル技術運用の知見とノウハウを次世代に伝えるべく活動をスタートさせた浅野博光氏(びむてく工房代表取締役)と原行雄氏(アートヴィレッヂ代表取締役)の新たな挑戦を報告する。
□BIMによる3次元設計への移行支援などコンサルティングを行う「びむてく工房」を創業□
浅野氏は1978年に奥村組に入社。工事管理、構造設計、意匠設計、CAD支援ソフト開発などに携わり、建築設計部長などの要職を経て2014年からはBIMの導入・普及を担当した。22年11月に奥村組を定年退職し、今年2月にBIMの導入と運用全般にわたるコンサルティングを行う「びむてく工房」を創業した。奥村組のBIM状況については、連載「BIMのその先を目指して」第86・87回(進展する奥村組のBIM運用)で報告している。3月3日開催のBIMセミナーでの講演「人それぞれのBIM」を通じて、BIMの現況を踏まえた今後の活動への指針を聴いた。
1983年にCAD導入に立ち会い、約15年間で完全にCADに移行したが、手描き手法をデジタル化しただけで設計手法は変わらなかった。その間にCADオペレーターという職能も登場し、手描き図面は消滅していった。一方、BIM元年といわれた2009年から14年が経過してもCADからBIMに置き換わってはいない。CADからBIM、2次元図面から3次元BIMモデルへと移行するためには設計手法を変えなければならない。
CAD導入時と異なり、設計手法そのものの変革が求められている現在、〈1〉設計者自らがBIMを使う〈2〉建築知識を有したオペレーターを育成する〈3〉BIMソフトをより使いやすく継続的に改良していく-必要がある。びむてく工房では、それら設計手法の変革に向けた支援を行い、BIMによる建築プロセス全般の生産性向上に貢献していく考えだ。
□BIMによるデジタル版建築設計資料集成の構築を進めるなど施工図事務所の職域を拡張□
施工図事務所は、設計情報を施工情報に翻訳し、架橋する重要な役割を果たす。BIMによりデジタル化された建物情報を設計から施工へとつなげる中でアートヴィレッヂは職域を広げている。アートヴィレッヂのBIM運用については、連載「BIMの課題と可能性」第56~58回(深化する施工図事務所の職能)においても報告している。
大手組織設計事務所と協働してデジタル版建築設計資料集成ともいえるプロジェクトを進めている。建築設計資料集成は、建築にまつわる情報を網羅した標準図面・詳細図集だ。紙媒体のため検索性は限定的で、拡大縮小・回転はできず、2次元表現のため情報の見える化にも限界がある。建てるBIM=施工BIMで培った知見とノウハウを用いて、設計事務所の仕様に準拠した建築設計資料集成をBIMによる3次元モデルでデジタル化している。
BIMモデルの詳細度を定義するLODは、一般的にはレベル100=企画設計モデル、200=基本設計モデル、300=実施設計モデル、400=施工図モデルとされるが、ここでは原寸値(1/1)でモデル生成している。これによって設計者は工程の最上流の段階で、設計の射程を伸延してリアルな施工の実相までを視野に入れることができる。
BIMサービスプロバイダーとの協働にも着手した。施工図では、設計図書を基にコスト、品質、工期などを精査し、サブコンや現場職人など関係者に指示するための情報を付加する。意匠・構造・設備間で設計図書通りには施工できないケースが生じた際、関係者間でBIMモデルによって重ね合わせ調整などを行って協議する。
このように施工図事務所には、設計図書を読み取り、施工図(モデル)に必要な情報を補い、付加する高度な能力が求められる。BIMによる施工図(モデル)構築を実践する中で、アートヴィレッヂは、関係者間の総合調整機能の重要性に着目し、実務の精度を向上するべくBIMサービスプロバイダーとの協働を進めている。
〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)
source https://www.decn.co.jp/?p=153349
三井不/国内最高木造オフィスビル建設に11月着手、設計施工は竹中工務店
計画名は「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」。建設地は東京都中央区日本橋本町1の3(敷地面積2502平方メートル)。建物はW・S造地下1階地上18階建て延べ2万7826平方メートルの規模となる。基礎工法は杭基礎を採用する。
構造材には1000立方メートルを上回る量の木材を使用する予定。主に三井不のグループ会社が、北海道で保有している約5000ヘクタールの山林から調達する。主要な構造部材には竹中工務店が開発した耐火集成材「燃エンウッド」を採用して火災時の安全性を高める。
木材の活用により建築時の二酸化炭素(CO2)排出量は、同規模の一般的なオフィスビルと比べて20%程度抑えられる見通し。竣工後は賃貸オフィスのほか、三井不が日本橋エリアを中心に展開しているライフサイエンス事業の拠点などとして運用する方針だ。
同社は「ワーカーや来館者などに木造ならではのぬくもりと安らぎを与え、都心の街づくりの新たな価値創造や景観を生み出す、魅力あふれる場になることが期待される」としている。
オフィスビルの完成イメージ(報道発表資料から)
source https://www.decn.co.jp/
鉄道運輸機構/北陸新幹線金沢~敦賀間軌道工事が完了、芦原温泉駅で締結式開く
式典には斉藤鉄夫国土交通相、鉄道運輸機構の藤田耕三理事長、福井県の杉本達治知事、石川県の馳浩知事、両県選出の国会議員、沿線市町の首長ら74人が出席した。
藤田理事長は「工事は最終段階を迎えている。一層の緊張感を持って準備を進め、来年春の開業を迎えたい」とあいさつ。同機構北陸新幹線建設局の綿貫正明局長による工事施工報告に続き、斉藤国交相は「関東や関西、日本各地、さらに世界との交流がますます促進し、観光、ビジネスの両面で活性化することが期待される」と述べた。
杉本知事は「福井県では初めての新幹線。県民挙げて盛り上げたい。安全に工事を進め、確実に開業してほしい」と話しつつ、早期の全線開業を期待。馳知事は「北陸3県が1時間でつながる。一日も早く新大阪までの全線開業を目指したい。北陸は一つだ」と団結を呼び掛けた。
式典では斉藤国交相や杉本知事、馳知事ら33人が約25メートルの区間に一定間隔で立ち、「えい、えい」の掛け声とともにレンチを回してボルトを締めた。北陸新幹線建設局の横山拓広福井鉄道軌道建設所長と増田竜也敦賀鉄道軌道建設所長がレールを点検し、綿貫局長に報告した。
安全を祈願して、軌道工事を担当した名工建設、広成建設、東鉄工業、大鉄工業、シーエヌ建設、三軌建設の現場代理人8人がレールを清めた後、テープカットとくす玉開披でレール締結を祝った。最後につながったばかりのレールに軌道モーターカーがゆっくり進むと、会場から歓声が沸き上がった。
金沢~敦賀間のレール敷設は20年4月から始め、昨年10月に完了。微調整を経て、この日で固定を終えた。ロングレールを採用し、白山車両基地~加賀温泉駅間は約31キロ、加賀温泉~福井駅間は約30キロに上る。
工事の進捗(しんちょく)状況は土木と軌道が100%、駅舎は9割まで仕上がった敦賀駅を除き全て完成。電気工事は全体で8割程度まで進んでいる。
引き続き、敦賀駅の仕上げや設備工事を進めるとともに、構造物や線路を点検する監査・検査を実施。総合監査・検査や国交省による完成検査を経て、JR西日本が乗務員の訓練運転に入る。
金沢~敦賀間は12年6月に工事実施計画の認可を得て、同8月に着工した。区間内に小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふの5駅を置き、デザインは地元自治体が示したコンセプトを基に、地域の伝統や文化、歴史などを反映した。
工事延長は114・6キロ。このうち高架橋は59・2キロで全体の約52%(59・2キロ)を占める。トンネルは新北陸トンネル(19・8キロ)や加賀トンネル(5・5キロ)、第2福井トンネル(3・5キロ)など12本。橋梁は手取川橋りょう(558メートル)、第2竹田川橋りょう(311メートル)、九頭竜川橋りょう(414メートル)など298カ所に設置した。
レール締結
線路を走る軌道モーターカー
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/カツオの旬
source https://www.decn.co.jp/
ミズノ/人工芝が多数のスポーツ施設に採用/利用シーンや競技に合わせて開発
同社の人工芝の施工実績は3月末時点で、累計150万平方メートルに上る。中でも野球用人工芝の「MS CRAFT BASEBALL TURF」シリーズは国内各地のプロ野球球場で採用されており、トップシェアを誇る。
新開発のMS CRAFT BASEBALL TURF-Vは耐久性が従来の1・7倍になり、より長期間の使用が可能。スパイクで人工芝が切れにくくし、マイクロプラスチックの発生を抑制する効果も期待できる。屋外で使用した場合に懸念される太陽光の照り返しも従来比で48%減少。景観とともに、観戦時の見やすさをアップさせた。人工芝のしなやかさや厚みも改良し、着地時にかかとにかかる衝撃を11%減らした。足への負担を軽減する。
新しい人工芝の感想を西武ライオンズの栗山巧選手は「(ズボンにパイルが)付いていない。感触はよかった。スムーズに入っていけそうだし摩擦が少なそうなので、思い切って怖がらずプレーできると思う」と話した。
MS CRAFT BASEBALL TURF-Vの断面
人工芝の改良ポイントを確かめる栗山選手
source https://www.decn.co.jp/
愛知県/豊橋浄水場再整備に着手、想定事業費最大320億円
愛知県は29日、豊橋浄水場(豊橋市東小鷹野)の再整備に着手すると発表した。老朽化している施設や設備を敷地内で全面的に更新する。民間の技術力やノウハウを活用し、カーボンニュートラル(CN)への配慮や革新的な技術を導入した次世代型浄水場とするため、PFI手法の採用を想定している。更新の想定事業費は300億~320億円。2025年度に設計・施工に着手し、段階的に整備する。整備完了は34年度を見込む。
同浄水場は、1967年に豊橋市の浄水場として完成、70年に県へ移管された。豊橋、豊川、新城の3市へ給水している。計画送水量は1日当たり10万4900立方メートル。敷地面積は2万5782平方メートル。主要構造物の劣化や耐震性の不足など課題を抱える。このため県は21~22年度、あずさ監査法人に委託し、再整備に向けたPFI可能性調査を行った。
整備で課題を解消するとともに、隣接する豊橋市小鷹野浄水場との連携強化や再生エネルギー発電施設の設置、AI技術の導入による運用の効率化などを目指す。浄水処理方式は急速ろ過方式や膜ろ過方式を想定するが、幅広く技術提案を募る。整備後の能力は8万8000立方メートル。
施設を稼働しながらの更新となるため、何度も切り替え工事が必要。高度な施工能力・現場管理能力が求められるため、PFI方式を採用する。
事業方式はBT(建設・移管)+コンセッション(公共施設等運営権)が、BTO(建設・移管・運営)方式よりもCNや市町との連携による浄水場の運営など、民間事業者の自由度が高い提案に期待できるとしたが、詳細な検討を進め決定する。
予算確保後、PFI事業者選定のためのアドバイザリー業務を委託する。
source https://www.decn.co.jp/?p=153332
2023年5月29日月曜日
小田急電鉄/鶴川駅(東京都町田市)改良・南北通路整備、6月着手へ
南北自由通路の完成パース(報道発表資料から)
source https://www.decn.co.jp/
四国整備局/新日下川放水路(高知県)工事完了、6月1日に運用開始へ
source https://www.decn.co.jp/
戸田建設/茨城県常総市の地域社会拠点街開き、農業6次産業化のモデルに
「TSUTAYA BOOKSTORE常総インターチェンジ」外観
source https://www.decn.co.jp/
BIM教育普及機構ら/能力評価へ資格制度創設/6月から2級試験
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/「道の駅」30周年に思う
source https://www.decn.co.jp/
四国整備局/新日下川放水路(高知県)工事完了、6月1日に運用開始へ
四国地方整備局高知河川国道事務所が2018年4月から高知県日高村といの町に建設を進めてきた新日下川放水路(延長約5・3キロ)の放水路トンネルなどの工事が完了した。通水可能となったことから、6月1日に運用を開始する。
日高村の浸水被害を軽減するため戸梶川から仁淀川に洪水を流す総延長5130メートルのトンネル放水路を建設した。呑口側の延長2850メートルは鹿島、吐口側の同2280メートルは熊谷組・大豊建設JVが施工を担当した。
日高村が周囲堤の建設、高知県が河川改修を実施。新たな放水路の運用開始により、14年8月の台風と同規模の洪水が発生しても、日高村での床上浸水被害がゼロとなることが期待される。今後は23年度末の全体完成に向け、既設の日下川放水路との接続部や呑口導水路上段部などの工事を進めていく。
source https://www.decn.co.jp/?p=153298
2023年5月26日金曜日
東洋建設・大林東壽次期社長が会見/「守りから攻め」に転換、企業価値を最大化
中期計画では連結売上高2350億円以上、営業利益150億円以上などを目標に掲げ「(新体制での)着実な実行が株主や企業の価値向上に寄与することを理解いただきながら目標達成に努める」と強調した。 大林次期社長は土木一筋に歩んできた約40年の豊富な経験と知識を生かし柱となる土木と建築、海外、洋上風力の各事業に注力。「基幹事業の土木は海洋土木を一層強化し、建築はリニューアルにも力を入れ収益を追求する」と話した。洋上風力はケーブル敷設船の建造や基礎施工の技術開発など現状の取り組みに触れ「大きな収益の柱に成長させたい」と意欲を見せた。
資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」が提案しているTOB(株式公開買い付け)や企業価値向上策などに対して「相いれない部分も多い」として反対を表明。「対話をしながら真摯(しんし)に対応していく」とした。
相談役に就任予定の武澤恭司社長は「就任時は厳しい時代だったが、社員の頑張りで収益を高め、財務基盤の強化を達成できた」と9年間を振り返り、大林次期社長には「温和な外見だが信念が強い。守りから攻めへの転換に最もふさわしい人物だ」と経営手腕に期待を寄せた。
大林次期社長〈右〉と武澤社長
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/日本海中部地震40年
source https://www.decn.co.jp/
鹿島/社宅の敷地で警察のイベントに協力
警視庁のシンボルマスコット「ピーポくん」も駆け付けた。子ども用の制服を着てパトカーや白バイと一緒に写真撮影するなど子ども連れの家族でにぎわった。子どもたちは、パトカーの運転席や後部席に座るなど貴重な体験をした。サイレン・赤色灯の点灯に歓声を上げるなどイベントを楽しんだ。
ピーポくんと写真撮影(鹿島提供)
source https://www.decn.co.jp/
森トラスト/長崎市の歴史的建造物をホテルに再生、施工は大成建設ら24年開業へ
森トラストは長崎市にある歴史的建造物「旧マリア園」を高級ホテルとして再生する。旧マリア園はカトリック系女学校として1898年に建てられた建物。赤れんがの外観や、アーチ型の窓などが特徴だ。建物の個性を生かしつつ、長崎に根付いた異国文化も内装に取り入れ、異国情緒あふれたホテルを目指す。設計を安井建築設計事務所、施工は大成建設らが担当。2024年冬の開業を予定している。
森トラストの伊達美和子社長らが24日に東京都内で記者会見して発表した。伊達社長は「唯一無二の建造物をホテルにし、歴史や文化を世界に発信する。多様な歴史と文化を合わせ、滞在した人の好奇心や感性を刺激するような場所にしていきたい」と意気込みを語った。
旧マリア園の所在地は南山手町12の17(敷地面積5505平方メートル)。世界遺産「旧グラバー邸」や「大浦天主堂」の至近に位置する。建物はれんが造地下1階地上3階建て延べ4561平方メートルの規模。近年は児童養護施設として使用され、施設の移転に伴って17年、同社が建物を取得して活用を検討していた。
今後は建物を改修し、英IHGホテルズ&リゾーツ社のホテルブランド「ホテルインディゴ」を冠した「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」としてリニューアルする。70室を設ける。施工は▽大成建設▽三晃空調▽関電工▽フジテック▽アドヴァンテック-の5社が担当する。
source https://www.decn.co.jp/?p=153187
2023年5月25日木曜日
外神田一丁目南部地区再開発(東京都千代田区)/区が都計決定手続き再開
大林組/万博大屋根モックアップ、組み上げから解体まで試験施工終える
森トラスト/長崎市の歴史的建造物をホテルに再生、施工は大成建設ら24年開業へ
回転窓/行幸先の閘門
建設・測量生産性向上展が開幕/遠隔操縦や電動化建機などPR、26日まで
パスコ/3D地理空間情報データ活用へ、配信プラットフォームの提供開始
パスコは18日、3D地理空間情報の有効活用を支援するサービスとして、3D地理空間情報データ配信プラットフォーム「TerraVerse(テラバース)」の提供を始めた。独自にサーバーを構築しなくても、短期間で3D地理空間情報データの配信・活用環境を構築できるのが特徴。都市計画の施設配置・土地利用に関わる各種シミュレーションのほか、河川の3D河川管内図や災害時緊急撮影データの閲覧、BIM/CIMなどでの活用を想定している。
テラバースは、米国スカイライン社の地理空間情報データ管理・配信環境構築用ソフトウエア「スカイライングローブ・サーバー」を活用した3D地理空間情報データ配信プラットフォームサービス。スカイライングローブ・サーバーを購入・構築しなくても、同様の機能をサービスとして利用できる。
多様なデータの保存・管理・変換・配信サービスを提供。2D・3D地理空間情報データや写真・画像、CAD、BIM/CIMデータなどが保存できる。保存したデータは全て自動的にカタログ化され、任意のレイヤーを簡単に検索できる。
テラバースから配信されるデータは、スカイライン社製の3Dビジュアライゼーションソフトウエア「テラエクスプローラー」シリーズなどで利用可能。同シリーズで利用する場合、インターネットで公開されているオープンデータも読み込み、重ね合わせができる。
テラバースの提供開始と同時に、スカイライン社製「テラエクスプローラー・フォー・デスクトップ」のオプションとして、河川、砂防の業務支援オプションの提供も始めた。国土交通省「河川管理用三次元データ活用マニュアル(案)」で求められる3Dビューアの機能の一部を、パスコの業務経験を踏まえ強化したもの。河川維持管理や砂防施設管理に必要な機能を搭載している。
source https://www.decn.co.jp/?p=153000
2023年5月24日水曜日
Japanese construction companies develop decarbonized pavement technology using biochar
apanese construction company Shimizu Corporation and its affiliate Nippon Road have begun developing technology for decarbonized pavement by mixing biochar, which is effective in sequestering carbon dioxide, with asphalt mix. Biochar derived from woods with high carbon content and residual carbon content is used. The companies will jointly develop a carbon-negative paving material that absorbs and sequesters more carbon internally than the CO2 emissions associated with the production of the mix and will aim for actual use by March 2024.
The project will combine Shimizu Corporation’s expertise in mixing biochar with construction materials cultivated in the concrete field with Nippon Road’s asphalt mix production technology. Biochar made from sawdust is used as a substitute for sand and stone powder in the composite. The material can absorb and fixes 2.3 grams of CO2 per kilogram.
Carbon negativity can be achieved by mixing 25 kg or more of powdered or granulated biochar per ton of composite material. The two companies will conduct on-site testing to verify the workability and durability of the biochar-blended mix, and plan to apply it to road pavements. (2023/05/15)
source https://www.decn.co.jp/?p=153147
関電工/順天堂大学と共同研究講座、遠隔診療システム実用化へ
共同研究では遠隔医療を活用し、政府が提唱する超スマート社会「ソサエティー5・0」時代の医療の実現を目標に掲げる。▽遠隔診療のニーズ調査▽遠隔診療PoC(概念実証)実施による課題調査▽モバイルヘルスを用いた生体情報収集の妥当性・信頼性・同等性検証試験▽遠隔診療のインフラ構築-などを研究していく。
関電工は遠隔診療のインフラ開発を担う。検査センターを建設し、医療機関など結ぶ電気とネットワークのインフラ設備を構築。遠隔医療環境や自然災害時の復旧対応や停電対策を検証する。IoTやAI、ロボットの導入も検討し診療所のスマート化も図る。
23日に東京都内で会見した関電工の仲摩俊男社長は「工事をつかさどる立場で何かしら応援したい。高齢化が進む中でどう貢献できるか。大きな病院や遠隔医療にはデータのやりとりや停電しない環境など、電力と通信のインフラ構築が大事だ。10年、20年後の社会に貢献できるように進めたい」と意気込みを語った。
両者は23年度にニーズ調査、PoC実施による課題調査を行う。同年度後半から24年度にかけてモバイルヘルスの生体情報収集の妥当性などの検証試験を実施する。24年度中盤から25年度にかけて遠隔診療のインフラ開発を進め、事業開始を目指す。異分野連携の教育を通じて医療イノベーション人材の育成にも注力する。
23日に東京都内で会見した仲摩社長(中央)と順天堂大学大学院医学研究科眼科学の猪俣武範准教授(左から2人目)ら
source https://www.decn.co.jp/
東京ガス不/新豊洲(東京都江東区)に循環型未来都市、30年ころにまちびらき
循環型未来都市は、東京ガスグループの中期経営計画(23~25年度)で掲げた「ESG型不動産開発」の取り組みの一つ。開発を主導する東京ガス不動産が、新豊洲に保有する自社用地で検討を進めている。
候補地はガスの科学館(豊洲6の1の1)などが立地する区域、豊洲スマートエネルギーセンター(豊洲6の4の26)を中心とした区域、豊洲ぐるり公園(豊洲5の1先、6の1先)が近接する三つのエリア。敷地面積は非公表で、施設の用途や規模などは今後固める。事業完了は30年ころを予定する。
大規模開発のイメージパース(東京ガスグループの中期経営計画から)
source https://www.decn.co.jp/
名古屋市/延べ1万平米の橘小等複合施設整備、26年度着工目指す
橘小(中区橘1)は校舎も古く運動場も狭い。避難場所となる体育館が3階にあるなど防災面でも課題がある。このため、建て替えに合わせ周辺の老朽化した公的施設(中生涯学習センター、前津福祉会館、前津児童館)の機能を集約する。
計画では、約5600平方メートルの敷地南側に半地下型の体育館を配置。地下と地上1階に集会所や家庭科室、児童ホール、集会場、交流ホールなど市民が利用する機能を置く。体育館は学校用と市民用に分ける。校舎は敷地北側に配置。体育館上部の2階床レベルを人工地盤の運動場(約3200平方メートル)とすることで、従来よりも400平方メートル広く確保した。
設備計画は省エネ・省資源やランニングコスト抑制、更新・メンテナンス性を考慮したものとする。防災面では地域防災活動拠点としての機能を果たす施設とし、応急救護所の設置などさまざまな災害対策活動に対応できるようにする。
事業手法は、建物はDB(設計・施工一括)方式とし、学校以外の施設の運営・管理は指定管理者制度を導入する「DB+O」方式を採用。市が実施する従来方式より2・65%のVFM(バリュー・フォー・マネー)を確認した。
市はDB方式で事業者を選定するための支援業務の委託先を5月中に決定する。24年度中に事業者を選定する予定。26年度に既存校舎を解体し着工、28年度中の完成を目指す。工事期間中は仮設校舎で授業を行う。
source https://www.decn.co.jp/
長谷工コーポ/技研内「音響実験棟」を公開/遮音性能実証を効率化
音響実験棟はS造平屋175平方メートルで高さが約17メートル。建物の一部に独自開発した環境配慮型のコンクリート「H-BAコンクリート」を使用。耐震部材として厚さ210ミリのCLT(直交集成板)パネルを設置するなど環境負荷の少ない材料を採用した。
建物内には音源室と受音室が並ぶ。作業スペースで作成した壁の供試体をクレーンでつるし、二つの残響室の間にはめ込むように設置。音源室で音を発生させ、受音室で透過してくる音を計測することで壁の遮音性能を検証する。
音源室の天井スラブには二重床などの床仕上げ材が設置でき、上側からたたいて床衝撃音レベルの低減量を測定。受音室では天井開口部に木造床などの構造床を設置して床衝撃音遮断性能も測定できる。技術研究所の岡崎充隆副所長は「さまざまな部材や工法を試行錯誤する段階で効率的に検証できる。木造建築の課題解決など研究開発を加速させていく」としている。
同日、同じ敷地内にある「長谷工マンションミュージアム」の見学会も行った。長谷工グループの創業80周年記念事業の一環で2018年に開館。九つのゾーンを体験すると、集合住宅の成り立ちから変遷、未来の在り方までが一つのストーリーとして感じられる。海外を含め専門団体の研修や学生の社会科見学などに利用され、累計1万5000人以上が訪れている。
さまざまな音を発生させる音源室
source https://www.decn.co.jp/
大阪万博/ドイツ政府がパビリオン概要発表テーマは循環経済、円形施設などで構成
場所は万博の象徴施設・大屋根リングのほぼ中央「静けさの森」から北東方向にある敷地「A15」。敷地面積は約3500平方メートル。展示スペースの面積は約900平方メートル。
敷地を緩やかな傾斜で再整備し、施設を配置する。施設は大きく生物ゾーンと技術ゾーンで構成。
パビリオンの設計・建物・展示などあらゆるものが循環できるようにする。館内はキャラクター「サーキュラー(循環)」が入場者をいざない、案内や対話をする。
館内での体験が「私たちが循環経済を実現する上で、重要な道しるべになることを期待している」(ドイツパビリオン推進委員会)という。会期中(25年4月13日~10月13日)、300万人の来館を目指している。
パビリオン外観(c)MIR_LAVA_facts and fiction
パビリオン内部(c)MIR_LAVA_facts and fiction
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/出水期入りは確認の時期
source https://www.decn.co.jp/
熊本県/長洲港(長洲町)土砂処分場事業、環境アセスに必要な現地調査着手
熊本県は長洲港(長洲町)の公有水面に浚渫土砂を受け入れる新たな土砂処分場を整備する「長洲港土砂処分場事業」の環境影響評価(環境アセス)に必要な現地調査に着手した。調査業務はオリエンタルコンサルタンツが担当。現地調査の結果を踏まえ環境アセス準備書と評価書をまとめ、2024年度半ばごろまでにアセス手続きを完了させ護岸工事に着手したい考えだ。
現地調査は23年の夏と秋、23~24年の冬と春の2期に分けて行う予定。夏と秋の調査業務は22年9月にオリエンタルコンサルタンツと随意契約を締結した。調査開始が23年度にずれ込んだことから22年度12月補正予算に約2100万円の繰越明許費を計上した。
2期目の調査は早ければ7月ごろに指名競争入札を行い委託する予定で、できれば同時期に準備書や評価書の作成業務も指名競争入札を行い委託する考え。このほか1期工事の詳細設計の委託先を指名競争入札で決定し着手する予定で、23年度一般会計当初予算に委託費や設計費など約1億0500万円を盛り込んだ。
新たな処分場整備は、長洲港周辺の浚渫で発生する土砂の処分経費や運搬先の確保の課題を解決しようと計画。方法書では、環境への影響が小さく、跡地利用に柔軟に対応でき、工事費が安価なことから長洲町名石浜地先の名石浜工業団地沖を整備位置としている。
埋め立て区域面積は約28ヘクタール、埋め立て土量は約240万立方メートル。県は2期に分けて整備を進める方針で、1月時点の公共事業事前評価調書には1期事業分として区域面積の半分に当たる延長825メートルの護岸を総事業費約50億円をかけて整備するとした。1期事業は29年度の完成を目指す。2期事業を含む全体の完成は34年度ごろを予定している。
source https://www.decn.co.jp/?p=153003
2023年5月23日火曜日
国交省/改正建築物省エネ法の解説漫画を追加配布/省エネ住宅のメリットなど紹介
改正建築物省エネ法は22年6月に成立した。新築住宅などの断熱施工や省エネ性能の表示を義務付け、25年度以降すべての新築住宅に国の基準に適合した断熱性能を求める。
漫画では省エネ住宅の光熱費の節約効果といったメリットや、整備に活用できる国の減税・補助金制度などを紹介する。合計50万部を用意し、全国の住宅展示場で配布している。住宅メーカーや設計事業者からも配布の協力者を募り、営業時などに配布してもらう。6月30日まで申し込みを受け付ける。
漫画の全編は建築物省エネ法のホームページ(HP、https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/)で公開している。
source https://www.decn.co.jp/
土木学会/東京都内でシンポ開く/低炭素社会に向けたインフラの挑戦テーマ
冒頭あいさつした上田会長は「海外の建設工事が土木技術者から注目されていない。海外への情報発信にも国際共同研究にもあまり関心がないというのが、残念ながら日本の実情だ」と指摘。「カーボンニュートラル(CN)関連のインフラ整備は他国にとっても非常に魅力的なプロジェクトの一つだ」とし、シンポジウムの意義を強調した。
出席した国土交通省の吉岡幹夫技監は「新しい技術、イノベーションを国内だけでなく、海外にも適用することを想定した技術開発や技術基準の検討を進めたい。そのためには産学官が連携し、土木、建築問わずインフラ関係全体で取り組むことが重要だ」と述べ、土木学会の活躍に期待した。
オランダインフラ・水管理省のバーバラ・クイパース循環経済アドバイザーや国交省の佐藤寿延官房技術審議官による基調講演も実施した。クイパース氏は、道路建設でCN対応の建機や原材料を用いたり、使用しなくなった橋梁を別の場所で再利用したりする取り組みを紹介。循環型のインフラ整備を進める上で「産学官の協力が必要だ。イノベーションに向けたリスクを民間だけで取るのは難しい。政府の介入が求められる。知識の共有も重要だ」と語った。
佐藤氏は、治水と水力発電の機能を併せ持つ「ハイブリッドダム」、低炭素型の建機や二酸化炭素(CO2)吸収・固定化して製造するコンクリートの使用といった取り組みを紹介した。低炭素型の建機は従来製品よりも静音性が高く街中の現場で有効とし、「付加価値を見いだしながら、CNの達成を考えていくべきだろう」と私見を述べた。
source https://www.decn.co.jp/
大成建設/自律制御型ブルドーザーを開発、土砂山検知し自ら押し土経路決定
ブルドーザーに搭載した各種センサーの機能を連携し、前方に排土された土砂山の位置や大きさ、形状などを約90%の精度で検知する。取得した情報を基に経路や回数など最適な押し土方法を自ら決め実行する。事前に入力したプログラムやアルゴリズム通りにしか動作しない「自動運転」で課題だった土砂山の位置ずれに伴う空振りなどを回避し作業を効率化する。
センシングによる土砂山検知機能に加え、3D設計データを登録したマシンコントロールが行うブレード自動調整などの管理技術を組み合わせることで、サイズが大きい土砂山でもスタックを回避した整地作業が可能。土砂山の高さが基準高を超える場合、土砂山の上部を崩してから作業を開始するなど、状況に応じて多彩なブレード制御が行えることも大きな特徴だ。
土砂山に含まれる規格外の礫や岩を発見し通知するAI画像センシング機能も備え、使用材料を適正化して施工品質を高める。安全機能も充実。独自開発のAI検知システムと悪天候や振動に強いミリ波レーダーを搭載し、進行方向に人や障害物を検知すると即座に停止する。
同社が栃木県鹿沼市で施工している南摩ダム本体建設工事(発注・水資源機構)のブランケット施工に導入する予定だ。
土砂山センシング結果可視化画面(大成建設提供)
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/移り変わる言語表現
source https://www.decn.co.jp/
政府/MITと連携しキャンパス設置へ、東京都内の国有地2・2万平米に整備
18日に広島市で開かれた日米首脳会談で、岸田文雄首相とバイデン米大統領が計画について意見交換した。建設地は中目黒2ほか。16年に防衛省市ケ谷地区(東京都新宿区)に移転した防衛研究所の跡地で、現在も同省が管理している。
東側に近接する渋谷区恵比寿南3の11付近の用途地域は第1種住居地域で、容積率は300%。西側の目黒区中目黒2の2の1付近の用途地域は第2種中高層住居専用地域で、容積率は200%となっている。
建設工事の発注関連業務は文部科学省が担っている。同省は「GSUCフラッグシップ拠点(仮称)整備に係る基本計画策定に関する調査・検討事業」の公募型プロポーザルを4月17日に公告。19日に参加申請を締め切り、7月ころの契約締結を目指して委託先の選定作業を進めている。今後は23年度末までに施設の配置計画や規模、総事業費などをまとめた基本計画を作ってもらう。
施設には主に研究所と、スタートアップ育成支援の二つの機能を持たせる。政策を推進している内閣官房の担当者によると、施設の大部分は研究所機能に割く方針。排気ダクトや給水・排水インフラをはじめ、科学の基礎研究に必要な設備を整備する。スタートアップが入居したり、相互交流を図ったりできるスペースも設ける。
完成後はMITをはじめ国内外の大学の研究者に集まってもらい、イノベーションを活性化する将来像を描く。政府は現在MITと連携し、人材確保に関する実現可能性調査も進めている。
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/酒蔵と地方創生
地域資源である水と米が主原料の日本酒は、わが国の食文化に欠かせない。全国各地の酒蔵で生産され、銘柄ごと味わいもさまざま。国内だけでなく、海外にも愛飲家が多い▼日本酒造組合中央会によると、日本酒の2022年輸出総額は約475億円に達し、13年連続で前年を上回る。数量も約3・6万キロリットルと過去最高を記録した▼数量より輸出金額の伸び率が大きく、1リットル当たりの平均輸出価格は10年前から2倍以上に。高価格帯のプレミアムな日本酒が海外販売のトレンドのよう▼酒蔵見学で先日訪れた瀬戸酒造店(神奈川県開成町)も海外展開に力を入れる。各国の品評会で高評価を毎年受け、酒文化研究所が主催する22年世界酒造ランキングで9位に入った▼オリエンタルコンサルタンツの完全子会社となり、18年から自家醸造を再開して今期は初の単年度黒字を確保する見通し。「利益を出すのは重要だが、日本酒を通して国内外から開成町に注目が集まり、地域全体の活性化につながれば何よりだ」と森隆信代表取締役。全量小仕込みで丁寧な造りにこだわり、ブランド向上に取り組む酒蔵と地域の今後に期待したい。
source https://www.decn.co.jp/?p=152872
2023年5月22日月曜日
アクサ生命/中島公園エリア(札幌市中央区)に5万平米施設、設計施工は竹中工務店
source https://www.decn.co.jp/
大阪府/泉北高速鉄道延伸で助言・協力、岸和田市が検討継続
source https://www.decn.co.jp/
関電工/天井配線ロボットを改良/操作性や機能性を向上
source https://www.decn.co.jp/
全建協連/女性用ユニホームのポスター作成/デザインコンテストの入賞作品
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/ソース焼きそば・考
source https://www.decn.co.jp/
ID&EHD社長に新屋浩明氏、日本工営社長に金井晴彦氏/7月3日就任
日本工営は15日、7月3日に発足する純粋持ち株会社「ID&Eホールディングス(HD)」と事業会社の日本工営らの新体制を発表した。日本工営の新屋浩明社長は退任し、ID&EHD社長に就任。日本工営の次期社長には金井晴彦代表取締役兼専務執行役員が就く。いずれも就任日は7月3日。
新屋 浩明氏(しんや・ひろあき)1985年東北大学大学院理学研究科地学専攻修了、日本工営入社。2015年執行役員、20年取締役兼専務執行役員コンサルティング事業統括本部長兼都市空間事業担当、21年7月社長。鹿児島県出身、62歳。
金井 晴彦氏(かない・はるひこ)1982年早稲田大学大学院理工学研究科土木工学科修了、日本工営入社。2014年執行役員、17年取締役兼常務執行役員、19年取締役兼専務執行役員、21年から現職。群馬県出身、64歳。
source https://www.decn.co.jp/?p=152875
2023年5月19日金曜日
九州整備局山国川河川/水陸両用ブルドーザーの掘削現場公開、山国川平成大堰で
無線操縦を参加者が体験
source https://www.decn.co.jp/
阪神電鉄ら/新2軍本拠地が兵庫県尼崎市に起工、熊谷組の施工で25年2月完成へ
source https://www.decn.co.jp/
インフラメンテ国民会議近畿本部/大阪市でフォーラム開く、最新技術が集結
source https://www.decn.co.jp/
パスコ/3D地理空間情報データ活用へ、配信プラットフォームの提供開始
source https://www.decn.co.jp/
回転窓/難局下での広島サミット
source https://www.decn.co.jp/
ミズノ/ワークジャケット・パンツ発売/綿100%、高い伸縮性で動きやすさ追求
source https://www.decn.co.jp/
全建協連/工事書類作成で技術者の負担把握へ、群馬・長野など4建協で実態調査
全国建設業協同組合連合会(全建協連)の青柳剛会長が16日に東京都内で開いた通常総会後に会見し、地域の建設会社で働く技術者の時間外労働削減に意欲を示した。群馬県建設業協会が4月に実態を調べた工事書類の作成にかかる技術者負担に着目。青柳氏の呼び掛けで6月に長野、滋賀、鹿児島3県の建設業協会でも同様の調査を行い、7月上旬にも一斉に結果を発表すると表明した。業界共通の課題として幅広く共有し発信することにより、発注者側の改善を着実かつ速やかに促す狙いがある。
長野、滋賀、鹿児島の3建協が6月に行う調査の項目設定などは、青柳氏が会長を務める群馬建協が4月13~24日に本部会員269社を対象に実施した「働き方改革実現に関するアンケート調査その3」を参考にする。群馬建協の同調査は会員企業で働く技術者が書類作成によってどのくらい時間外労働が発生しているか、どのような内容の書類作成に時間がかかっているのかなどを設問項目にしている。群馬建協の調査結果は25日にも公表する予定。
青柳氏は2024年4月に迫る時間外労働の罰則付き上限規制適用に対応するため、技術者の時間外労働を招く工事書類の作成時間などの負担を問題提起。16日の会見では、全国展開する大手・準大手のゼネコンなども同様の課題を抱えていると指摘した。課題解決には従来の発想にとらわれない工期設定の考え方が必要になるとし、現場作業の実質的な工期に書類作成時間など事務作業の工期を上乗せする「書類作成工期」を設けるよう提案している。
青柳氏は全国建設業協会(全建)の労働委員長も務めている。全建のネットワークも生かし、書類作成の負担に関する実態調査の範囲をさらに他の都道府県にも広げていく意欲を見せている。
source https://www.decn.co.jp/?p=152955
2023年5月18日木曜日
長大/フィリピンで派遣事業本格化、高度技術人材を育成紹介・DB構築も
大林組ら/建設工事向けAI気象予測サービス開発着手、効率的な施工管理支援
JR西日本ら/23階6万平米の大阪駅新駅ビルが上棟、施工は大林組JV
ヨドバシ仙台第1ビル(仙台市宮城野区)/6月2日開業/設計・施工は鹿島
回転窓/価格変動への対応いかに
秋田県/新県立体育館整備(秋田市)財源・規模両立案提示、建設費170億円に
秋田県は八橋運動公園(秋田市)を有力候補に検討している「新県立体育館整備」の計画について、施設規模と財源を両立した案を17日に開いた基本計画検討委員会(第3回)に提示した。延べ床面積を1・7万平方メートル程度(アリーナ席数6000人以上)に抑えることで、建設費は170億円と規模重視案(整備費200億円)に比べ30億円削減できる。
財源は県の自己負担と総務省の普通交付税(公共事業等債)、国土交通省の社会資本整備総合交付金で検討している。国の社会資本整備総合交付金を活用し、交付金を除いた県の負担額は96億円(うち公適債対象66億円)と想定している。新県立体育館はプロバスケットボールの施設基準を満たしたアリーナ、体育館、スポーツ医療・科学拠点などで構成する。
体育館の建設場所は、既存運動施設の移転が生じず、想定規模の用地が確保できることから、現体育館北東の丘周辺を検討している。
会合ではスイート・ラウンジなど新機能や駐車場なの建設場所についても議論した。現体育館やスポーツ科学センター、気象台の跡地を活用して整備する。
source https://www.decn.co.jp/?p=152952
JR西日本ら/23階6万平米の大阪駅新駅ビルが上棟、施工は大林組JV
JR西日本と大阪ターミナルビルが大阪駅西側で建設を進めている新駅ビルの鉄骨工事が完了し、16日に上棟した。今後は内外装や設備などの仕上げ工事が本格化し、大阪駅の開業150周年に当たる2024年秋のオープンを目指す。施工は大林組・大鉄工業JVが担当する。JR西日本らは同日、新駅ビルの名称が「イノゲート大阪」に決定したと発表した。
上棟式には同社の長谷川一明社長、大阪ターミナルビルの平野賀久社長をはじめ、施主や設計、施工の関係者が出席。鉄骨の梁にボルトを装着する「鋲(びょう)締めの儀」や「鋲打ちの儀」、クレーンで梁を最上階までつり上げる「鉄骨揚重」を行い、無事完成を祈った。
新駅ビルの内部も報道公開された。新駅ビルは大阪駅北口にあるノースゲートビルと大阪ステーションシティ駐車場の間に位置し、2階の通路で接続する。ビル名は「イノベーション(革新)」と「ゲート(入り口)」を掛け合わせた造語で、新しいビジネスを生み出す拠点になることを目指す。
規模はS一部SRC造地下1階地上23階建て延べ約6万平方メートル。2階にエントランス、3~5階に飲食店街、9階以上にオフィスフロアが入る。地下1階で3月に開業した西口改札と直結し、2期開発が進む「うめきたエリア」にもアクセスできる。
9、10階は「フレキシブルオフィス」とし、外資系企業やベンチャー企業などのニーズに対応した多様な働く場を提供。11階には18人から最大126人まで入れる12室のスペースを用意する。6階にカフェやラウンジ、雑貨店を設ける。
設計はJR西日本と大林組、監修はジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所JVがそれぞれ担当する。
JR西日本の長谷川社長は「『イノゲート』には自由で明るい前向きな気持ちを込めている。大阪・関西のさらなる発展に貢献していくことを信じている」と期待を込めた。設計・施工者を代表して大林組の村田俊彦副社長執行役員大阪本店長は「竣工まで安全第一で工事を進め、高品質なビルを完成させる」と決意を述べた。
source https://www.decn.co.jp/?p=152957
福岡県鞍手町/統合小学校建設地は剣南小敷地、従来方式で23年度内に設計者選定
福岡県鞍手町は小学校6校を1校に統合する「鞍手町立小学校統合基本計画」の案をまとめた。校舎や付帯施設など施設規模は総延べ約1万1290平方メートル。建設計画地は剣南小学校敷地(中山、約3万6100平方メートル)。造成工事などを除く建設費は59億円(税込み)と試算した。事業手法は従来方式で行い、2023年度中に基本・実施設計業務の委託先を公募型プロポーザルで選定する。24~25年度に設計を行い、26年度の着工、28年4月の開校を目指す。
案によると計画学級数は6学年4学級の24学級と特別支援学級5学級で、児童数約700人。
施設配置は北側に校舎や体育館、南側にグラウンドを配置。新校舎は3階建てで計画し、木造を推奨する。計画所要室の規模は▽教室約2300平方メートル▽特別教室約1020平方メートル▽多目的機能約1010平方メートル▽管理約1210平方メートル▽共用約3390平方メートル▽体育館約1160平方メートル▽プール約60平方メートル。
多目的機能として、生活動線の中心に図書館を配置、階段形式のホール、多目的に使える集会スペース、校舎で囲われた安全な屋外空間などを想定している。プールは建物上部に設置することも検討する。環境配慮方針としてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready以上の認証取得を目指す。
付帯施設として給食調理場約590平方メートルと放課後児童クラブ約550平方メートルを整備する。グラウンドは150メートルトラックを設ける。
事業手法は従来方式と設計・施工一括(DB)方式、PFIのBTO(建設・移管・運営)方式を比較した結果、DB方式やBTO方式では目標とする開校時期に間に合わなくなる可能性があると判断し、従来方式が最も適切とした。
基本計画策定支援業務は昭和設計が担当。
source https://www.decn.co.jp/?p=152961
下北医療センター/むつ総合病院新病棟建設(青森県むつ市)、10月に1期工事公告
本州最北端の下北半島に位置する青森県むつ市で、大規模病院の建設がスタートする。5市町村(むつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村)で構成する一部事務組合下北医療センター(管理者・山本知也むつ市長)はむつ総合病院の敷地北西側に延べ約2万3000平方メートル、病床数計330床の病棟を新築する計画で、1期工事の一般競争入札(総合評価方式)を第3四半期に公告予定。年内に契約し、2024年1月の準備工、同4月の本工事着手を目指している。工期は約50カ月。
実施設計を6月に終え、同月以降に工事概要などを公表する。基本・実施設計は内藤建築事務所が担当。
建設地はむつ市金谷1、小川町1(面積4万8017平方メートル)。新病棟(S造地下1階地上6階建て〈免震構造〉)新築、東西診療棟(RC造地下1階地上4階建て)改修の建築一式。工事の総延べ面積は約2万6500平方メートル程度に上る。基本設計によると、新病棟は1階に集中治療室(ICU)、手術室を集約する超急性期、2階に地域包括ケアやリハビリテーション施設を設ける回復期治療の各機能を配置。3~4階を一般病棟、5階は産婦人科、小児科、女性専用病棟フロアに位置付ける。
新病棟のほか、渡り廊下A(S造2階建て延べ496平方メートル)、同B(同平屋233平方メートル)、マニホールド室(RC造平屋77平方メートル)、ポンプ室(同平屋48平方メートル)など総延べ2万3219平方メートルなども配置する。
新病棟建設運営支援業務は病院システムが担当。
source https://www.decn.co.jp/?p=152917
首都高速会社/1号羽田線・大師橋大規模更新、5月27日にスライド架設着手
首都高速道路会社は、首都高速1号羽田線「高速大師橋」(東京都大田区~川崎市川崎区)の架け替え工事で、新設橋梁のスライド架設を27日に着手する。架設直前の橋の様子を16日、報道陣に公開した。既設橋梁の下流側に仮置きしている延長約300メートル、重量約4000トンの新しい橋桁を横方向に30メートルスライドして架設。工事期間中は交通状況への影響を最小限に抑えるため、首都高速会社は6月10日までの約2週間通行止めを行う予定だ。
高速大師橋は大田区羽田2、3丁目~川崎市川崎区殿町1丁目を結ぶ橋梁。1968年11月に開通し、上下線を合わせて1日当たり約8万台の重交通を支えている。完成から約55年が経過した橋には約1200カ所以上でひび割れが発生。多摩川の流れを阻害しないように橋脚の間隔が長く、軽量化した橋梁はたわみやすい構造となっている。
首都高速会社は構造物の長期的な安全性の確保を目的に、橋梁の大規模架け替え工事を2018年1月に開始した。施工は大成建設・東洋建設・IHIインフラシステム・横河ブリッジJVが担当している。新設橋梁は延長は292メートル、幅員を既存の16・5メートルから18・2メートルまで拡張する。橋梁形式は鋼3径間連続鋼床版箱桁ラーメン橋。総事業費は437億円を見込み、既設橋の撤去を含め25年度に全体工事を終える予定だ。
架け替えに当たっては計6工程に分けて整備。「横取り一括架設工法」を採用し、新しい橋桁を川下から川上に向かってスライドさせる。架設後は舗装、区画線工事といった最小限の工事を行う。工事に向けて首都高速会社の野網孝之更新・建設局事業推進部長は「高速大師橋は首都圏の交通の要だ。24時間体制で仕上げていきたい」と気を引き締めた。
▽高速神奈川1号横羽線大師入り口~高速1号羽田線平和島出口▽高速1号羽田線昭和島JCT~高速湾岸線東海JCT-の上下線各区間は、27日午前5時~6月10日午前5時に通行止めになる。
source https://www.decn.co.jp/?p=152918
2023年5月17日水曜日
戸田建設、きんそく/シールドトンネル、ステレオカメラで連続的に自動測量
source https://www.decn.co.jp/
首都高速会社/1号羽田線・大師橋大規模更新、5月27日にスライド架設着手
source https://www.decn.co.jp/
施工管理技士/22年度は1級2・4万人、2級3・3万人誕生
source https://www.decn.co.jp/
土木学会/第30回映画コンクール受賞作品決定/最優秀に万才谷排水トンネル工事
source https://www.decn.co.jp/