家電量販大手のヨドバシホールディングスは、JR仙台駅東口(仙台市宮城野区)に整備していた大規模複合施設「ヨドバシ仙台第1ビル」を6月2日に開業する。S造地下1階地上12階建て延べ7万6500平方メートルの規模。1~6階が店舗、6~9階が自走式駐車場で、9~12階はオフィスフロアになる。鹿島の設計・施工で2021年11月に着工していた。 建設地は榴岡1の3の1ほか(敷地面積1万5430平方メートル)で、仙台駅東口のペデストリアンデッキを拡張し、ビルの3階部分と接続している。企業版ふるさと納税制度を活用しペデストリアンデッキの拡張とともに、高速バス発着場の整備や歩行者動線の改善、エスカレーターの設置など周辺地域の活性化につながるインフラ整備も実施した。 同ビルは仙台市の都心再構築プロジェクトに位置付けられているだけでなく、エリア一帯が20年9月に国の特定都市再生緊急整備地域に指定されている。東北最大級の家電量販店に加え、飲食や衣料などの店舗が入り、公共空間も機能が充実する。駅東口エリアの新たなランドマークとして、にぎわい創出の先導役を務めることになる。
6月2日に開業するヨドバシ仙台第1ビル=仙台市宮城野区、5月17日撮影 source https://www.decn.co.jp/
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