2023年5月18日木曜日

福岡県鞍手町/統合小学校建設地は剣南小敷地、従来方式で23年度内に設計者選定

 福岡県鞍手町は小学校6校を1校に統合する「鞍手町立小学校統合基本計画」の案をまとめた。校舎や付帯施設など施設規模は総延べ約1万1290平方メートル。建設計画地は剣南小学校敷地(中山、約3万6100平方メートル)。造成工事などを除く建設費は59億円(税込み)と試算した。事業手法は従来方式で行い、2023年度中に基本・実施設計業務の委託先を公募型プロポーザルで選定する。24~25年度に設計を行い、26年度の着工、28年4月の開校を目指す。
 案によると計画学級数は6学年4学級の24学級と特別支援学級5学級で、児童数約700人。
 施設配置は北側に校舎や体育館、南側にグラウンドを配置。新校舎は3階建てで計画し、木造を推奨する。計画所要室の規模は▽教室約2300平方メートル▽特別教室約1020平方メートル▽多目的機能約1010平方メートル▽管理約1210平方メートル▽共用約3390平方メートル▽体育館約1160平方メートル▽プール約60平方メートル。
 多目的機能として、生活動線の中心に図書館を配置、階段形式のホール、多目的に使える集会スペース、校舎で囲われた安全な屋外空間などを想定している。プールは建物上部に設置することも検討する。環境配慮方針としてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready以上の認証取得を目指す。
 付帯施設として給食調理場約590平方メートルと放課後児童クラブ約550平方メートルを整備する。グラウンドは150メートルトラックを設ける。
 事業手法は従来方式と設計・施工一括(DB)方式、PFIのBTO(建設・移管・運営)方式を比較した結果、DB方式やBTO方式では目標とする開校時期に間に合わなくなる可能性があると判断し、従来方式が最も適切とした。
 基本計画策定支援業務は昭和設計が担当。



source https://www.decn.co.jp/?p=152961

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