外航海運事業や不動産事業などを展開する乾汽船は、東京都中央区の勝どきエリアで大規模な建設事業を計画している。同社が保有する集合住宅を建て替え、共同住宅などで構成する新たな施設を整備。施設は延べ6万平方メートルの規模になる見通しだ。既存建物の解体に2025年度着手する予定。30年度の竣工を目指す。 4月に公表した中期経営計画(23~25年度)で明らかにした。計画地は勝どき1(敷地面積約9000平方メートル)。勝鬨橋の南詰に近接する。 敷地内には同社が開発した集合住宅「プラザ勝どき」(SRC造14階建てなど3棟総延べ約3万平方メートル、454戸)がある。1987年に竣工した。施設を建て替え、敷地内の総延べ床面積を6万平方メートルの規模に高める。 こうした動きは勝鬨橋の北詰に接する、築地市場跡地の再開発と連動して具体化した。東京都は築地5ほかにある約19ヘクタールの敷地で、MICE(大規模なイベント)施設などを含む新たな街づくりを進める方針を掲げている。継続的な発展が見込める勝どきエリアに高質な住宅を供給し、安定稼働につなげる考えだ。
新たな施設の完成イメージ(乾汽船の公表資料から) source https://www.decn.co.jp/
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