2023年5月29日月曜日

回転窓/「道の駅」30周年に思う

野菜や肉、米、スイーツなどをよく購入している道の駅は、わが家にとって生活に身近なショッピングモールと言える。子どもたちが遊べる施設もあるところなどは、家族連れにも人気のスポットだ▼道の駅の制度が創設されたのは1993年。今年で30周年を迎えた。地域の活性化やにぎわいづくりに果たす役割は大きく、これまでに1204カ所が登録されている▼制度創設のきっかけは90年1月にさかのぼる。建設省(現国土交通省)が企画し広島県で開かれた中国・地域づくり交流会シンポジウムで「道路にもトイレや休憩機能のある駅があってもよいのではないか」と参加者から提案されたことが始まりという▼休憩、情報発信、地域連携の三つの機能を併せ持つのが道の駅であり、近年は防災機能の強化も図られている。国交省は3月、道の駅などの防災拠点について、災害時に電源や通信機能が確保できる技術の実装を後押しするため、道路管理者が技術導入を決める際に参考となるガイドライン案をまとめた▼各地に定着する道の駅がこれからもどのように発展していくのか。利用者の一人としても期待している。


source https://www.decn.co.jp/

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