日綜産業の代表取締役会長で、同社社長や全国仮設安全事業協同組合(アクセス)理事長などを務めた小野辰雄(おの・たつお)氏が6日に死去した。83歳だった。病気療養していた。通夜は16日午後6時、告別式は17日午前10時から東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷斎場で。葬儀は近親者で行う。喪主は妻の典子(のりこ)さん。会場などは未定だが、6月21日にお別れの会を開く。
小野氏は1940年に山形県長井市で生まれ、山形県立長井南高校卒業後、石川島重工業(現IHI)入社。造船とび工をしていた時に足場から墜落した経験を持つ。同僚らが墜落事故で命を落とす状況を見て、「職人にいい仕事をさせるには、まず安全な足場を提供することだ」との思いから、68年に28歳で日綜産業を創業。システム足場支保工などを開発していった。2013年、同社代表取締役会長に就いた。
仮設材に起因する事故の撲滅を目指すため、00年にアクセスを設立し、22年まで理事長を務めた。職人の安全・健康の確保や処遇改善にこだわり、議員立法による「建設工事従事者安全健康確保推進法(建設職人基本法)」の制定にも尽力した。
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