鹿島はメーカーの異なる複数台のロボットが連携できる基盤システムの有効性を確認した。複数のロボットが上下階の移動を含め同一施設内を自由に走行できる環境と、施設管理者がロボットを一元的に監視できる体制を構築した。東京都内の大規模施設で実証実験を行い、基盤システムが有効に機能することを確認。今後は本格実装に向け機能を拡充するとともに、他の大規模施設などへの展開を図る。
基盤システムは▽複数メーカー・複数台のロボットの連携機能▽ロボットと複数メーカー・複数台のエレベーターとの連携機能▽ロボットの統合管制システム-の三つの独立した機能・システムで構成。メーカーごとに異なる制御システムを持つ複数台のロボットの情報を集約し、それぞれに指示を出すことで各分野のロボットを連携制御する。
同一施設内を走行するロボットの衝突防止や配送能力向上に貢献。同一施設内のメーカーが異なる複数台のエレベーターへ、各種ロボットが円滑に乗降することも可能。各ロボットの状況を把握し、システムエラーなどのトラブルがあった場合は施設管理者へ通知する。
実証実験は羽田空港に隣接する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)」(東京都大田区)で実施。鹿島ら9社が出資する羽田みらい開発(同大田区、山口皓章社長)が運営している。今後は今回の実験で得られた知見を生かし、羽田イノベーションシティでの清掃、警備、配膳・配送業務にサービスロボットを導入。より良いサービスの提供を目指す。
source https://www.decn.co.jp/
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