国土交通省は2023年度「国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)」の募集を10日に開始した。下水道の資源を生かす新技術の導入や、魅力を伝える広報活動などを表彰。他事業者の参考になるモデルケースを広く発信する。6月23日まで応募を受け付ける。9月8日に国交相が出席する表彰式を開く。
地方自治体と民間事業者、学校・教育機関、NPOなどが応募できる。応募書類は水管理・国土保全局下水道部下水道企画課へのメールで受け付ける。自治体は地方整備局などに提出する。
募集テーマは4部門。現場の創意工夫や新技術の活用といった「イノベーション」のほか、災害対応力を高める「防災・減災」、長寿命化に貢献する「アセットマネジメント」、役割や魅力を発信する「広報・教育」で提案を受け付ける。各部門賞に加え、最も優れた取り組み1点をグランプリとして選出する。
22年度のグランプリは埼玉県下水道局が受賞した。微生物分解を活用した汚泥消化タンクを整備し、汚泥を約半分に減量。分解時に発生したバイオガスは民間の発電事業者に売却し、再生可能エネルギー電力を生み出している。年間1万7000tの温室効果ガスの削減を実現した。
詳細は国交省ホームページへ。
source https://www.decn.co.jp/
0 comments :
コメントを投稿